あら探しをするな。救済策を探せ。
byヘンリー・フォード
あなたは、あら探しばかりしていませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの自動車メーカー フォード社の創設者 ヘンリー・フォードの名言です。
あら探しをすることの無意味さを述べた深い名言ですね。
あら探しとは、物事や人の欠点、短所、失敗談などをあげつらったり、探し出したりすることを言います。
そしてさらに、火に油を注ぐように悪口を言う人もいます。
失敗や短所をバネにして、それをエネルギーに変えて行動することは大切な心構えですが、あら探しをすることとは全く異なります。
なぜなら、あら探しとは、失敗や短所をわざわざ探し出すことだからです。
賢者であれば、自分の短所や失敗の原因についてはわかっているはずです。
それをわざわざ他人の誰かが探し出して、それをあげつらったり、バカにするようなことをする必要などないのです。
そんなことをするくらいなら、これから先、何をするべきかを真剣に考える、つまり、救済策を探し出すほうが賢明なのです。
あら探しをしようとする人を見かけたら、放っておきましょう。
もちろん、自分自身が物事や人に対するあら探しをしてはいけません。
それが何の意味もない行動であることを覚えておいてください。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
私たちは、未来の地球と人類のために、世界中で起きている課題解決のために、行動を改善しなければなりません。
それは、過去の人類の過ちを正していこうとする行動でもあるわけです。
しかし、過去の人類の過ちを非難したり、探し出すことにエネルギーを注ぐべきではありません。
それよりも、これから先、私たちが何をすべきか、どんなふうに改善する必要があるのか、救済策を真剣に考えることが重要なのです。
私たちは、もう過去には戻ることはできませんし、未来に向かって突き進んでいくしかないからです。
地球の未来は、人口がどんどん増え続け、イノベーションが変革し続けていく時代になっていきます。
過去のあら探しをして、その批判をしている場合ではないのです。
未来の地球と人類のため、私たちが何ができるのか、何をすべきかを真剣に考えてみましょう。