一個人として如何に優秀でも、他人と仲良く働くことのできぬ人は、集団生活においていちばん厄介な人である 。
by石橋正二郎
あなたは、他人とけんかせずに、仲良く働いていますか?
見出しの言葉は、ブリヂストンの創業者 石橋正二郎氏の名言です。
個人の優秀さよりも協調性の大切さを述べた経営者らしい名言ですね。
会社などの組織の中にいると、とても優秀な人というのが存在するものです。
他の人よりも能力が高く、頭も切れ、リーダーシップもあるような人は、きっと将来、会社を引っ張っていく存在になるのかもしれません。
しかし、どんなに能力の高い人であっても、他の人とうまく付き合えないような人だとしたら、とても問題です。
自分の能力が高いことを鼻にかけ、他の人を見下したような態度をとったり、自分の優秀さを他人に自慢したり誇示したりするようでは、周りの人に嫌われてしまい、誰もついてこないのです。
個人の能力がどんなに高くても、仕事は一人では成立しません。
周りの人の助けが必ず必要になります。
そのため、他人と仲良くできない人は、結局は仕事もできなくなってしまうというわけです。
本当に賢い人は、自分の持っている知識や技術を、周りの人々に与えることによって信頼を得ることができ、それによって多くの人々から協力してもらえて、良い仕事ができるのです。
本当に優秀な人とは、知識や技術が秀でているということではなく、他人と仲良く仕事ができるということなのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの行動実践は、一個人でももちろん可能ですが、多くの人々と協力し合いながら実践を継続すれば、より早く、より大きな成果が期待できます。
協力する人の数が多ければ多いほど、その相乗効果はより高まるというわけです。
会社などの組織・団体が、こぞって全員で同じ目標に向かって行動を実践すれば、成功を手にするのはほぼ間違いありません。
今回の名言は、経営者のみならず、社会人全員に心得ていただきたい言葉です。