批評家になるな。いつも批判される側にいろ。
by伊東善太郎
あなたは誰かを批判ばかりしていませんか?
タイトルの言葉は、脳神経外科医の伊東善太郎氏の名言です。
私たちの胸にグサリと刺さる納得できる名言ですね。
私たちは、ときどき他人の行動や言葉に対して、批評をする批評家になります。
「あの人の言っていることは正しい」とか「あの人のやっていることは間違っている」などと、自分の思いつくまま論評するわけです。
しかし、他人の言動の批評をするということがどういうことかをよく考えてみてください。
批評をするということは、自分の経験や知識に基づいて、それと同じか、そうでないかの違いであり、その考えを述べているに過ぎないのです。
それが真実かどうかではなく、自分の考えと同じかどうかで批評しているわけです。
それともう一つ、大切なポイントがあります。
他人の言動を批評している人は、単なる傍観者であり、何も具体的な行動を起こしていません。
何も行動を起こしていないのに、他人の言動に偉そうに口出ししているわけです。
何も行動を起こさない単なる傍観者が、自分の経験だけで批評するような人物をあなたは尊敬できますか?
そんな人よりも、批判される側の人物の方が、よっぽど立派です。
他人から批判されるということは、他の人々とは異なる行動を勇気を出して行動できた人物だという証だからです。
批評家になるくらいなら、批判される側の人間になれという伊東氏のこの言葉、胸に刻んでおきたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動実践をしている人々を批判する人が少なからず存在します。
地球や人類の未来のために努力している人々を、何も行動しない人が批判しているのです。
こんな人を気にする必要なんて微塵もありません。
私たちは、自分の信念に基づいて行動し、目標達成に向けて努力を継続していくことが大切なのです。