中傷は奇妙な掟を有するところの悪徳である。
それを殺そうと思えば生きるが放っておけば自然死する。
byトマス・ペイン「コモンセンス」より
あなたは、誰かの中傷に対して、どんな反応をしていますか?
見出しの言葉は、アメリカの哲学者 トマス・ペインが発表した「コモンセンス」の中の一節です。
「コモンセンス」は、アメリカ合衆国の独立運動の際に、その必要性を説き、世論に大きく影響を与えたものです。
人はしばしば、中傷にさらされることがあります。
ときには、自分自身が誰かを中傷し、傷つけてしまうこともあります。
あなたは、他人から傷つけられるような中傷をされたとき、どんな反応をしているでしょうか?
もしも、あなたが過剰に反応し、相手を攻撃するような行為をした場合、どんな結果になるでしょうか?
相手はますます怒りを増長し、反撃を続け、もっとひどい中傷を始めるかもしれません。
そうすると、ますます自分が傷つけられてしまうのではないでしょうか?
他人から中傷されたときには、過剰に反応するようなことはせず、放っておけばよいのです。
中傷された内容が虚偽であっても、最低限に事実ではないことを主張するだけで、過剰に反応しないほうが賢明です。
内容が事実ならば、なおさら過剰に反応してはいけません。
過剰に反応すれば、相手はますます面白がって、もっと酷い中傷をするかもしれません。
でも放っておけば、そのうち自然になくなっていくのです。
他人の悪口を言うような人間は、心が狭く、可愛そうな人間です。
そのような人間に反応するのは時間の無駄です。
放っておきましょう。
もちろん、自分が他人を中傷するような愚かな行為はやらないでくださいね。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
私たちは、持続可能な社会の実現に向けて、行動を継続しなければなりません。
しかし、SDGsの目標を掲げて行動実践している人を中傷する人々が、世の中にはたくさんいます。
「SDGsは偽善だ」とか「達成できるはずがない」などと、批判を繰り返している人がたくさんいるのです。
未来の地球と人類のために頑張っている人々を批判する人がいるのです。
そんな人の言葉を真剣に受け止める必要があるでしょうか?
放っておけば、そんな中傷はいつか必ず消えていきます。
私たちの未来のため、周りの批判などに屈せずに行動を継続していきたいものです。