失敗は私に、私の一番いけないところを教えにきてくれた大切なお使い。
by 東井義雄
あなたは、失敗したとき、どんなふうに受け止めていますか?
タイトルの言葉は、教育者で僧侶でもある東井義雄氏の言葉です。
失敗するということは、自分のいけないところを教えに来てくれた大切なお使いだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、生きていれば必ず失敗します。
一度も失敗しない人なんていません。
失敗とは、自分の思いどおりにならなかった状態のことを指すわけですが、失敗したということは失敗の原因があるはずですよね。
なぜ失敗してしまったのか、自分に何が足りなかったのかを教えてくれる、いわばお使いのようなものだと東井先生は述べています。
失敗の原因と言えば、真っ先に思い浮かぶのが、練習不足、準備不足ですね。
成功するためには、ある程度の技術、能力が必要であり、そのための練習、準備が必要だったというわけです。
他には、緊張しすぎてしまった、もしくは反対に緊張が足りなかった場合にも失敗することがありますね。
成功するためにはもっとリラックスする必要があったり、逆に集中力を持って緊張して臨む必要があったのに、それができなかった場合にも失敗することがあります。
つまり、自分が失敗するということは、自分に原因があったわけです。
失敗したときには、自分の何がダメだったのか、何が足りなかったのかを見極め、今後は同じ失敗を繰り返さないように、気持ちを切り替える必要があるということになります。
失敗するということは、決して悪いことでも、マイナスなことでもありません。
自分の何がいけなかったかを、教訓として教えてくれるお使いのようなものなのです。
むしろ歓迎すべきものと言えるかもしれません。
失敗しても、落ち込んだり嘆き悲しむのではなく、「良い教訓を得られた」と前向きに受け止めて、今後の行動に活かしていければよいのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていても、失敗すること、思いどおりに事が運ばないことが多々あることと思います。
しかし、それをむしろ歓迎するくらいの気持ちで、活動を続けてください。
SDGsは、世界における深刻かつ困難な課題を改善していこうとする活動なので、うまく行かなかったり、失敗するのが当然なのです。
したがって、困難な課題に果敢に挑戦している自分をむしろ誇りに思いながら、今後も活動を続けていくことをお勧めします。
SDGsの活動に参加することによって、自分たちの成長と社会の改善に取り組んでいることを意識しながら、今後も活動を継続していきましょう。