ネコがいないときは、ネズミが遊んでいる。
by イギリスのことわざ
あなたは、周りに誰もいないときにも真面目に取り組んでいますか?
タイトルの言葉は、イギリスに伝わることわざです。
「ネコがいないときは、ネズミが遊んでいる」
つまり、怖い存在がいなければ、誰もが遊んでしまうという、人間の行動に関する皮肉をこめた教訓のようなメッセージですね。
私たち人は、何をするにしても、大勢の人が見ている前では、ほとんどの人は真面目に取り組むことができるものです。
例えば、仕事は、上司が見ている前では真面目に取り組む人がほとんどです。
上司の前でもふざけている人や、サボっている人なんてほぼ皆無です。
子供の勉強もそうです。
親や先生の前では、真面目に勉強しているように見えますが、大人がいなくなると、途端に勉強をやめてしまい、遊んでしまうという光景はよく見られます。
周りに人がいようと、誰もいなくても、やるべきことをやらなければいけないのは当然のことですが、人は誰も見ていないときには、つい気が緩んで、気楽な気持ちになってしまうものです。
しかし、誰も見ていなくても、真面目に誠実に行動できる人も世の中にはたくさんいるわけで、そういう人こそ、信頼、尊敬される人ということになるのです。
やるべきことをやるということは、人が見ていようと見ていまいと、そんなことは関係ないわけで、人が見ているときだけ真面目にやるというのは、単なる見栄っ張りだということになります。
しかも、たとえ誰も見ていなくても、真面目にやったかどうかは、関係者にはお見通しであり、すぐにバレるものです。
悪い誘惑に負けることなく、やるべきことをきちんとできる人が、信頼、尊敬される人となり、幸福に生きていくことができるのだと思います。
あなた自身も、「ネコがいないときにネズミが遊んでいる」ような行動をしないよう、誠実な行動に努めましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、「ネコがいないときは、ネズミが遊んでいる」という状態になる人がいます。
みんなと一緒に行動するときや、誰かに見られていると意識しているときには真面目に取り組みますが、一人のときには真面目にやらない人もいるわけです。
SDGsは、未来の地球と人類のために、少しでも良い社会にしようとする行動なので、人が見ているとか見ていないとか、そんなことは関係ないのです。
そして、その行動はいつか自分に返ってくるものであり、自分のための行動でもあるわけです。
そのことだけは決して忘れずに、今後も活動を続けていきましょう。