財布のヒモは、首に掛けるより心に掛けよ。
by 日本のことわざ
あなたはお金の無駄遣いをしていませんか?
タイトルの言葉は、日本のことわざです。
財布のヒモを首に掛けて盗まれないように用心するよりも、無駄遣いしないように心がけるようが大事だという意味の教訓です。
私たちは、お金も含めて大切なものを財布に入れて、持ち歩くわけですが、大切なものなので、自分できちんと管理しなければなりません。
盗まれないようにと、財布のヒモを首に掛けて用心することよりも大事なのは、お金を無駄遣いしないように心掛けることです。
財布は、自分のものなので、自分が自由に使うことができるわけですが、盗まれないように気をつけるよりも、自分がどう使うかを考えた方が利口なのは間違いありません。
それに、財布のヒモを首に掛けているということは、盗まれる心配はないかもしれませんが、周りからは丸見え状態なので、悪どい連中に無理やり奪われてしまう危険性も高まるので、賢い人間とは言えないのです。
つまり、お金を盗まれることばかりを心配して、間違った対策をしてしまい、かえって危険性が増すことだってありうるわけです。
これは財布に限らず、何事に対しても言えることで、物事には正しい使い方、賢い方法というものが必ずあるわけで、それをきちんと見極めることが大切なのです。
「財布を首に掛けたから安心だ」と思い込んでしまうのは、財布の本来の使い方を知らない愚かな人間に他なりません。
財布をどう管理するべきかを考え、お金をどうやって有効活用するかを考え、行動できることが、財布の本来の役割であることを忘れてはならないのです。
財布のみならず、どのようなものも、本来の使い方、役割を考えながら有効活用していきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標を掲げて行動する際には、目標ばかりを大きく掲げるのではなく、行動が伴うように心がけましょう。
目標ばかりを掲げて行動が伴わないとすれば、それは単なるスローガンであり、何の意味もありません。前述した財布を首に掛けている状態と同じなのです。
目標達成を目指して、具体的な行動を実行することが求められるわけで、立派な目標を掲げて、それで終わりではないのです。
SDGsの活動で最も重要なのは、目標ではなく行動であることを決して忘れることなく、これからも活動を続けていきましょう。