人の欠点が気になったら、自分の器が小さいと思うべきです。他人の短所が見えなくなったら相当の人物、長所ばかりが見えてきたら大人物です。
by 石井久
あなたは、他人の欠点が気になっていませんか?
見出しの言葉は、立花証券の社長で実業家でもある石井久氏の言葉です。
他人の欠点ばかりが気になるということは、自分の器が小さいからだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、人生の中でいろんな人との出会い、付き合いがあるわけですが、人それぞれ顔が違うのと同じように、性格や考え方も違いますよね。
そして、他人の言動を見て、欠点を見つけてしまうことがありますよね。
例えば、「あの人はケチだ」とか「あの人は短気ですぐ怒る人だ」などと、その人のある日の行動を見て、短絡的にその人の欠点だと決めつけてしまうというわけです。
人を見て、ケチだとか短気だとかを、自分の中で判断してしまうというのは、自分がその人よりも優れていると、安易に判断している証だとも言えるわけで、一種のうぬぼれとも言えるのです。
その人の一つの行動だけで、その人の人格まで決めつけてしまうというのは、自分の器が小さいことの証です。
例えば、ケチではなく「節約家で堅実な人」だと思えたり、短気で怒りっぽい人ではなく「情熱的で行動力がある人」と思えれば、それは自分が相手を尊重し、信頼している気持ちの表れなので、客観的に人を見て判断する、多様な目を持っているということにつながるわけです。
人の欠点を見ようとするのではなく、長所を見ようとすることが、自分の気持ちが前向きでプラス思考だという証でもあり、多様性を持っていることのバロメーターとも言えるわけです。
誰かの悪いところばかりが気になるという人は、自分の心がマイナス思考になっていることの証でもあります。
常に相手の長所を見つけるような心を持ち続けて、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、一緒に活動している仲間たちの言動や、外部の人間からの批判や中傷に対して、腹が立ったり、気分が悪くなることがあるかもしれません。
しかしそれは、自分の考え方や立場とは異なる人たちのことを否定し、自分本位の考え方だと言うことに気付くべきです。
相手にはそれぞれの立場や考え方があります。
それを全否定して、腹を立ててしまうのは、独りよがりな考えとも言えるわけで、相手の気持ちを慮(おもんぱか)る気持ちの余裕を持ちたいものです。
そして、活動にあたっては、他人のことよりも自分のやるべきことを一生懸命に実行するという気持ちを持つことが大切で、その気持ちがあれば、相手の言動にいちいち腹を立てることにはならないのです。
常に意識しながら今後も活動を続けていきましょう。