人を泣かせることと怒らせることはすごく簡単。人を笑わせることが一番難しい。
by 桂歌丸
あなたは人を笑わせたことがありますか?
タイトルの言葉は、落語家の桂歌丸さんの言葉です。
人を泣かせることと怒らせることはすごく簡単だが、人を笑わせることは難しいと述べた、落語家らしい深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりしながら生きているわけですが、誰かを笑わせたり、怒らせてしまったり、泣かせてしまうこともありますよね。
落語家の桂歌丸師匠は、人を泣かせたり怒らせることはすごく簡単だけど、人を笑わせることはとても難しいと述べています。
落語家として長年活躍してきた歌丸師匠らしい言葉ですね。
よくよく考えてみると、人を泣かせたり怒らせることは簡単なことです。
例えば、相手に傷つけるような言葉を発したり、相手に暴力を振るったりすれば、人によっては怒る場合もありますし、泣く場合もあります。
怒ることと泣くことは、同じような感情とも言えますね。
人を泣かそうとか、怒らそうと思えば、いつでも簡単にできるわけです。
しかし、人を笑わせることは難しいのです。
落語家や漫才師が、面白いネタを披露したとしても、人によっては大笑いしてくれる人もいるかもしれませんが、全く笑ってくれない人も必ずいるからです。
客席にいる100%全員を笑わせることは不可能とも言えます。
また、人によっては、怒る人や泣く人もいるかもしれません。
人を笑わせようと言った言葉が、その人の逆鱗に触れてしまったり、悲しい過去を思い出させてしまったりして、泣かせたり怒らせたりしてしまう場合もあるからです。
そういう意味でも、泣かせることや怒らせることは簡単とも言えるのです。
しかし、人を笑わせようという気持ちは、その人の優しさでもあり、人に対する愛情表現の一つでもあります。
もしも相手が傷ついたとしても、きっとその人の優しさや愛は感じ取ってもらえているはずです。
私たち自身も、人を笑わせようとか喜ばせようという気持ちは常に持っていたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、人を泣かせたり怒らせるような行動ではなく、人を笑顔にするための活動とも言えます。
未来の地球や人類のために、少しでも良い社会になるように行動することなので、それに反対し、快く思わない人がいるかもしれませんが、それはあまり気にする必要はないと思います。
誰かの役に立ちたいとか、人を喜ばせようという気持ちさえ持っていれば、きっとわかってくれる人はいますし、社会貢献に資する活動といえるからです。
私たち自身、今後も人を笑顔にしよう、喜ばせてあげようという気持ちを持ち続けながら、活動を続けていきたいものですね。