与えることで貧しくなった人は、いまだかつて一人もいません。
by アンネ・フランク
あなたは、人に与えていますか?
タイトルの言葉は、「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの言葉です。
与えることで貧しくなった人は、一人もいないのだと述べた深いメッセージですね。
15歳で命を失った少女の言葉とは思えないほど、優しさ、愛に包まれた言葉ですね。
世界には、貧困や飢餓で苦しんでいる人、毎日の生活もままならない人々が数多く存在しているわけですが、なぜ貧困になってしまうのか、考えてみたことがあるでしょうか?
人々が貧困になってしまう原因は、国の悪政によるもの、戦争やテロなどの外部的な要因もありますし、自身の怠惰な性格、病気や賭け事に興じるなどの内部的な要因もあり得ます。
「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクは、貧しさについて、「与えることで貧しくなった人はいない」と述べています。
つまり、人に与えることのできる人は、貧しい人ではないということです。
与えるというのは、他人にお金やモノをばらまくということではなく、優しさや愛情を与えることができる人のことを指します。
ときには、お金やモノを与えることもあるかもしれませんが、困っている人に手を差し伸べてあげたり、優しい声をかけてあげられることも、優しさや愛情を与えているということになります。
そんな人は、周りの人々からも尊敬され、信頼されるので、その人自身が困ったときには、みんなに助けてもらうことができるわけです。
反対に、他人から奪うことばかりしている人は、一時的には財を増やすことができるかもしれませんが、周りの人から嫌われてしまい、結局は貧乏になってしまうのです。
例えば、窃盗を繰り返すような人間は、他人からお金やモノを盗むわけですから、一時的には財を増やすことができますが、そんなお金を大事に使うはずもなく、反対に周りの人々から不信感を抱かれることになり、結局は貧しい人間へと落ちていくわけです。
世の中の富裕層の人々をよく観察してみてください。
富裕層の人々は、世の中のためにたくさんお金を使い、人々に与えているからこそ、裕福になれたのです。
与えれば自分の分が減ると考えるのは、貧乏人の発想です。
裕福な人は、与えればやがて自分に返ってくることを知っているのです。
あなた自身も、人に与えることで裕福な人になれるかもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をするということは、誰かの幸せのため、誰かを喜ばそうとする行動であり、人に与えている活動そのものと言えます。
もっと言えば、SDGsの活動をしている人には、例外なく貧しい人は一人もいないということになります。
世のため人のため社会のために尽くせるということは、とても尊い行動であるとともに、自身の心の豊かさ、充実さを示すバロメータともなります。
あなたもSDGsの活動に参加して、豊かになりましょう。