私はそんなに賢いわけではありません。ただ人より長く一つの事柄と向き合っているだけです。
by アルベルト・アインシュタイン
あなたは、一つのことに長い期間、取り組んでいますか?
タイトルの言葉は、ドイツの理論的物理学者 アルベルト・アインシュタインの言葉です。
人は、一つの事柄に長く向き合うことで、能力が上がるものだと述べた深いメッセージですね。
皆様よくご存知のアインシュタインは、ドイツの天才物理学者として知られていますが、当の本人は、自分のことを天才だとは思っておらず、ごく普通の人間だと述べているようです。
ただ普通の人と違う点があるとすれば、一つの事柄(彼の場合は物理学)に長く向き合い、取り組んできたことだと述べているのです。
よくよく考えてみると、人間の能力にはそれほど差があるとは思えません。
生まれたばかりの赤ちゃんを見て、「この子は賢くて、この子は劣っている」なんて考える人はいないからです。
生まれ育った環境や、興味、関心のあることは、人それぞれ異なるので、その後の人生は大きく変わっていくわけですが、人間が持っている身体的特徴や脳の構造が、人によって大きく差が生じることは考えにくいのです。
ピアニストは、小さい頃からピアノの練習に長く向き合い、一生懸命に取り組んできたからこそ、ピアノが上達したわけであり、その人に最初からピアノの才能があったわけではないはずです。
人にはそれぞれ、運動能力や芸術、学習能力など、さまざまな能力を兼ね備えているわけですが、能力の高さや才能というのは、その人が生まれ育った環境や、何に関心、興味を持って取り組んできたかによって変わってくるというわけです。
世の中には、もしかしたら天才と呼ばれる人がいるのかもしれませんが、ほとんどの人たちは、一つのことに長く向き合い、一生懸命に取り組んできたからこそ、才能豊かな人になれたということは、間違いないでしょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際には、自分が興味、関心のあること、長く取り組んできたことを考慮しながら、どんな活動をするのかを決めたほうが良いと思います。
全く興味、関心のないことや、好きでもないことに取り組むのは、できれば避けてください。
活動していても楽しむことはできませんし、長続きすることもできないでしょう。
一つのことに長く取り組むということは、あなたはその道のプロフェッショナルであり、その才能があるという証です。
SDGsの活動においても、豊かな才能を発揮できるように、そのことを意識し、楽しみながら取り組むようにしましょう。