動物がどのように扱われているかで、その国の地位、道徳水準が分かります。
by マハトマ・ガンディ
あなたは動物に優しく接していますか?
タイトルの言葉は、インド独立の父 マハトマ・ガンディの言葉です。
動物がどう扱われているかによって、その国の人の道徳水準がわかるのだと述べた深いメッセージですね。
犬や猫などのペットを飼っている人も多いことと思います。
かくいう筆者自身も犬を一匹飼っているわけですが、動物は人の心を癒す存在であると同時に、家族同然とも言える存在ですよね。
しかし、世の中には動物嫌いの人もたくさんいて、まるで憎しみや恨みがあるかのように、動物を虐待したり、簡単に命を奪うような行為をする人も少なからず存在します。
インド独立の父であるマハトマ・ガンディは、動物をどう扱うかによって、その国の地位や道徳水準がわかるものだと述べています。
動物を粗末に扱ったり虐待するような人間が多い国は、道徳や教育水準が低いのだということです。
奈良公園にはたくさんの野性の鹿がいることで有名ですが、多くの外国人観光客が鹿を虐待している行為が社会問題になっています。
このような行為をする国の人間は、道徳観念や社会常識が乏しいと言わざるを得ません。
なぜ動物を粗末に扱うのか、その理由は定かではありませんが、日頃の不満のはけ口だったり、そもそも精神的にも未熟な人間とも言えるわけです。
また、動物を大切にできないということは、人間に対しても大切にできないことを表しています。
動物に優しくできないような人間が、人に優しくできることなどあろうはずがありませんからね。
暴行や傷害事件を起こすような人間は、過去に動物に対しても粗末に扱っていた人間が多いことも頷けます。
私たちが生きていく上で、やっていいこと、悪いことがあるのは皆が知っているはずであり、動物をどう扱っているかにも、それが現れます。
動物にも優しく、そして人にも優しくできるような、心優しい人間であり続けたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標の中には、直接動物に関することを謳った目標はありませんが、地球温暖化や環境問題は、動物の生存にも直接影響を与える課題であることは間違いありません。
SDGsは、人間にとって生きやすい社会を創るのみならず、地球で生きている動物や植物など、全ての生き物が平穏に生きていくための目標でもあるのです。
人間にとって生きやすい社会は、動物にとっても生きやすい社会とも言えるからです。
動物と人間とが共存共栄し、全ての生き物が穏やかに生きていける社会を、私たち人間が作り上げていかなければならない使命を負っているのです。