敵を生むことを恐れる者は真の味方を持つこともない。
by ウィリアム・ヘイズリット
あなたは、誰かに嫌われることを極度に恐れていませんか?
タイトルの言葉は、イギリスの作家 ウィリアム・ヘイズリットの言葉です。
人に嫌われること、敵を生むことを恐れる人は、本当の味方を得ることもできないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、できれば人に好かれたい、敵を作りたくないと思いながら生きています。
自分に敵が存在するということは、平穏に暮らすことができませんし、自分に不都合なこと、嫌なことが起きるかもしれないと不安になるからです。
自分が人に好かれたいと思う気持ちは、もちろん普通の感情であり、何の問題もありませんが、あまりにもその気持ちが強すぎるのは問題かもしれません。
誰にも嫌われたくない気持ちが強すぎるあまり、好きでもない人、信頼できない人に対してもご機嫌を取ったり、擦り寄ったりしたら、周りの人はどう思うでしょうか?
「あの人は誰にでも擦り寄る人だ」とか「自分の信念を持っていないのか?」とか「ご機嫌取りばかりしている人だ」などと思われ、誰からも信頼されなくなってしまいます。
あえて敵と味方を作る必要はありませんが、誰にも嫌われたくないあまり、全て他人の考えに合わせたり、媚を売る必要などないのです。
相反する意見やライバルとなる人に対してまで、機嫌を取るような人間は、味方からも信頼されなくなってしまうのは当然のことです。
それに、すべての人に好かれたり、愛されるなんてことはありえません。
また、すべての人に嫌われることもありません。
あなた自身にも、好きな人、嫌いな人がいるはずであり、人間にはどうしても好きになれない人というのはいるものです。
みんなと仲良くやっていきたいという気持ちは、理解できなくはありませんが、世の中には悪い人間やどうしても相性が合わない人間はいるものです。
そんな人たちにまで好かれる必要はありませんし、すべての人に好かれるなんてことはありえないのです。
あえて敵を作る必要なんてありませんが、好きになれない人間にまで、ご機嫌をとったり、愛想を振りまく必要はないのです。
誰かに嫌われることよりも、誰にも好かれない、信頼されないことを恐れましょう。
自分に真の味方になってくれる人がいれば、心強いですし、生き生きと行動することができるはずです。
人生においては、人に嫌われることを恐れず、自分の仲間を得ることを重視しましょう。
