自分を含めて人はみな、不完全であることを認識しよう。
by ジェリー・ミンチントン
あなたは自分自身もしくは他人に対して完璧を求めてはいませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの自己啓発作家でエッセイストでもあるジェリー・ミンチントンの言葉です。
自分はもちろんのこと、人は皆、完璧ではなく不完全なものだということを認識することが重要だと述べた深いメッセージですね。
人は皆、完璧ではなく、不完全だ。
考えてみれば、当たり前のことですが、この世の中に完璧な人など存在せず、何かしらの欠点や苦手なものがありますし、失敗や過ちを犯してしまうこともあります。
そんなことは分かりきっているはずなのに、人はしばしば自分に対して、そして他人に対しても完璧さを求めてしまうことがあります。
例えば、自分が何か失敗をすることがあるとします。
そうすると、「他の人はできるのに、なぜ自分はできないのだろう」と自分を責めてしまうことがあります。
反対に、自分は簡単にできることなのに、他の人ができないと、「なぜこんな簡単なこともできないのか?」と相手を責めてしまうことがあるかもしれません。
しかし、できるかできないかなんて、人それぞれ経験の有無や苦手な分野があるわけで、誰かがそれをできないからと言って、人に責められるいわれはありません。
たとえ簡単にできることであっても、全く初めてのことであればうまく行かないこともありますし、苦手なことであれば、失敗することもあります。
この世の中に何でもできる完璧な人間など存在しないのです。
このことだけは決して忘れないでください。
失敗したり、うまくできないことがあっても、自分を責めたり、他人を責めたりすることのないよう、常におおらかな気持ちで生きていきたいものですね。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、人は皆、不完全だということを意識するようにしてください。
完璧な人間など存在せず、不完全な存在だからこそ、世界中でさまざまな課題が起きて、SDGsの目標が掲げられてきたわけです。
人間は皆、感情を持った生き物であり、完璧な人などいないわけですが、それでも未来の地球と人類のために、少しずつでも改善していかなければなりません。
不完全であることを意識しつつも、少しずつでも世の中を変えていこうとする気持ちがあれば、社会は少しずつでも変わっていきます。
全てのSDGsの目標を達成することは容易なことではありませんが、少しずつでも意識を変え、社会を良くしていこうとする心構えが大切になるのです。
