バッファローに追われて木に登るハメになったら景色を楽しみなさい。
by アフリカのことわざ
あなたは、ピンチになったとき、落ち着いて行動することができますか?
タイトルの言葉は、アフリカに伝わることわざです。
動物に襲われてピンチになり、窮地を脱したとき、焦らずにゆっくりとリラックスしなさいと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、事故や災害に遭ってしまったり、思わぬハプニングに見舞われてしまうことがあるかもしれません。
それは自分にとっては不都合な出来事であり、ピンチとも言える状況ですが、そんなときこそ冷静になって、焦らずにじっくりと考える心の余裕が必要と言えます。
アフリカには上記のようなことわざがあります。
バッファローは本来は草食動物ですが、気性の荒い大きな動物であり、気が立っていると、他の動物を襲ったり、人間に危害を加えることもあるようです。
また、ライオンなどの肉食動物に襲われたとしても、反対に大きな角で追い返したり、ライオンに大きなダメージを与えることもある、とても危険な動物なのです。
もしも人間が、そんなバッファローに襲われてしまったとしたら、ひとたまりもありません。
何も武器を持っていなければ、勝てる可能性はゼロに等しいと言えます。
運良く、木に登ることができて、助かったとしたら、焦らずゆっくりと待つしかないのです。
ことわざのように、景色を楽しむ余裕はないと思いますが、冷静になってじっくりと考えて、待つことが最も最善と言えるのです。
バッファローが少し離れた隙に逃げ出そうとか、ましてやバッファローを追い払おうなどと考えて、焦って行動を起こしてしまったとしたら、取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れが高まります。
ピンチになったとき、早く解決したいという気持ちは、人として理解できますが、焦ったところで良い結果にはならないものです。
心がパニック状態になっているときには、良い知恵は浮かばないものですし、慌てて対処したところで、うまくいくことはほとんどありません。
私たちに必要なのは、常に冷静な心の状態で、正しい判断と行動をすることであって、焦って早く行動することではないのです。
パニックになっているとき、人は冷静な心の状態ではないので、誤った判断と行動をしてしまいがちになります。
「ピンチのときこそ冷静に。」
常に意識しておきたい心構えですね。
