善を行う者は不幸を感じることができない。不幸は身勝手の中にだけ存在するからだ。
by ジェームズ・アレン
あなたは善行をしていますか?
タイトルの言葉は、イギリスの哲学者で自己啓発作家でもあったジェームズ・アレンの言葉です。
不幸というのは、身勝手な心、行動にだけ存在するものなので、善を行うものは不幸を感じることができないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、自分の人生について、幸福だとか不幸だとか考えることがありますよね。
自分は不幸だと思っている人も多いことと思いますが、自分のことを不幸だと感じていることそのものが、とても身勝手でわがままなことだと意識してみてください。
例えば、自分と誰かとを比べて「自分は不幸だ」と感じている人がいます。
自分と比べて相手は能力が優れているとか、経済的に豊かだとか、良い人間関係を築けているとかなど、自分と他人とを比べて、自分は劣っていると感じ、不幸を感じているというわけです。
人はそれぞれ、自分自身の人生を生きており、信念を持って考えたり、行動したりして、日々を過ごしているのです。
人それぞれが自分なりの人生を歩んでいるはずなのに、それを比べるなんて全くのナンセンスです。
相手が自分よりも能力が高いとか、豊かだと感じるのは、その人が努力したり、経験を積み重ねてきたからこそ、身についたことであり、そもそも比べることではなく、そう感じるあなたの心が身勝手ということになります。
また、相手が幸福だと決めつけているあなたの心も身勝手です。
なぜなら、幸福とは、自分の心が決めることであって、相手が本当に幸福かどうかなんてわからないからです。
それと、善を行う人は不幸を感じないことは理解しましょう。
世のため人のため社会のために奉仕するような、善行をしている人は、幸福を感じることはあっても、自分を不幸だと感じることはないのです。
例えば、ボランティア活動をしている人々や、地域の社会活動に参加している人、SDGsの活動をしている人の中に、不幸を感じている人はいません。
自分のためではなく、誰かの幸せのため、誰かを喜ばせようとする人の中に、不幸な人など存在しないのです。
もしも自分が不幸だと感じているのでしたら、それは自分の身勝手でわがままな妄想かもしれません。
そして、世のため人のため社会のために、奉仕しようとする気持ちが希薄なのかもしれません。
自分が不幸だと感じたとき、ふと自分の立場や現場を見直し、本当に不幸なのかどうかよく考えてみてください。
あなた自身、本当はとても幸福で恵まれていて、感謝の気持ちを忘れているだけかもしれませんよ。
