単純なことを完璧にやり続ける忍耐力の持ち主だけが偉大なことを成し遂げる。
by フリードリヒ・フォン・シラー
あなたは、単純なことでもおろそかにせず、完璧にやり続ける気持ちがありますか?
タイトルの言葉は、ドイツの詩人で思想家のフリードリヒ・フォン・シラーの言葉です。
偉大なことを成し遂げる人というのは、単純なことを完璧にやり続けることのできる忍耐力の持ち主なのだと述べた深いメッセージですね。
世の中には、偉大なことを成し遂げる偉人、成功者と呼べる人が存在するわけですが、そんな人は我々凡人とはどこが違うのでしょうか?
偉大なことを成し遂げるような人というのは、複雑で壮大なる行動をしている人と思われがちですが、案外そんなことはないのです。
複雑で難しいことを延々と続けているわけではなく、誰でもできるような単純なことを、完璧に忍耐強くやり続けているに過ぎないのかもしれません。
例えば、大リーグで活躍している大谷翔平選手は、普通の野球選手とは違い、偉大な実績を残し、現在も活躍し続けているわけですが、他の野球選手と全く違う、複雑で困難な練習をしているのかと言ったらそんなことはないのです。
実践している練習法やトレーニングは他の野球選手とさほど変わらないはずです。
ただし、練習をする量ややり方は少し違うかもしれません。
他の選手があまりやらないような基本的なストレッチやトレーニング法を完璧な方法で実践し、それを長い時間かけてやっているのかもしれませんし、練習量も他の選手よりも多いのかもしれません。
その違いは、筆者自身は知る由もありませんが、彼が他の選手と比べて突出した成績を残しているということは、単純と思えることを忍耐強く続けているに違いないのです。
難しいことや複雑なことをやり続けることが偉大なのではありません。
誰でもできるような単純なことを、忍耐強く続けることができる人こそ、偉大な人物になれるということです。
「忍耐強く続ける」ということがとても困難で、凡人にはできないということになるわけです。
同じことを何度も繰り返して続けていくということは、とても難しいことなのかもしれません。
凡人は、「これくらいでいいか」と自分自身で妥協してしまうか、やめてしまったりしてしまうのです。
単純なことを忍耐強く長く続けることが、いかに重要なことなのか、改めて考えさせられるような気がしますね。
