自分以外の人が自分のことを考えることなどほとんどない。そこに気が付けば人にどう思われるかなど気にはなりません。
by エレノア・ルーズベルト
あなたは他人からどう思われているかを気にしすぎていませんか?
見出しの言葉は、第32代アメリカ合衆国大統領 フランクリン・ルーズベルト夫人 エレノア・ルーズベルトの言葉です。
自分以外の人間が、自分のことを考えることなどほとんどないのだから、人にどう思われるかなんて気にする必要はないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、ほとんど自分のことばかりを考えて、他人のことを考えることは少ないですよね。
ほとんどの時間は、「今日、自分は何をしようか」とか「あれをして、これもして」と、自分のことばかりを考えているはずです。
例えば、恋人ができ始めた頃は、愛しい人のことばかり考えていると思われがちですが、決してそんなことはないはずです。
愛しい人のことを思っている時間は従来よりも多くなるとは思いますが、自分のことを考えている時間のほうが圧倒的に多いはずなのです。
また、親が子供のことを心配したり、夫が妻のことを思うこともあるかもしれませんが、それでも自分のことを考えている時間のほうが圧倒的に多いのは明白です。
ましてや、家族でもなければ、愛しい人でもないのであれば、その人のことを考える時間なんて、ほんのわずかであることに気付かされます。
つまり、私たちは、自分以外の他人のことを考えている時間なんてほとんどないのです。
だとしたら、自分が他人からどう思われようとも、気にする必要なんてありません。
他人はあなたのことをそんなに気にしてはいませんし、ほとんど考えてはいないのです。
たとえ不愉快な言葉を言われたり、傷つくようなことを言われたとしても、気にする必要はないのです。
言った本人は、深く考えずに単純に感じたことを口に出したに過ぎないかもしれませんし、言ったことすら覚えていないかもしれません。
それなのに、言われた本人は深く傷つき、心を悩ませることがあるとすれば、こんな馬鹿げたことはないのです。
人の目や声を気にするくらいなら、自分の考えや行動を考えたほうが賢明です。
自分の心で感じたこと、考えたことが、あなたの人生を決めていくのですから、本当に気にしなければならないのは、他人のことではなく、自分のことです。
他人の目や声を気にしすぎて、悩んだり苦しんだりすることのないよう、自分の心を大切に生きていきましょう。
