辛抱しなさい。何事もたやすくなるまでは難しいのです。
by サアディ・シーラーズ
あなたは困難なことを辛抱して続けることができますか?
タイトルの言葉は、13世紀のイランの詩人 サアディ・シーラーズの言葉です。
困難なことも辛抱して続ければ、何事もたやすくなれるものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、困難なことに挑戦したり、初めて何かを実行しようとするときがありますよね。
そんなとき、最初のうちはうまくいかずに失敗したりして、イライラしてしまうこともあります。
また、「他の人ができるのに、なぜ自分はできないのだろう」と落ち込んでしまうときもありますよね。
そんなときこそ、辛抱して続けてみてください。
きっとできるようになるはずです。
初めて実践することや、少し難しいことをやる場合には、最初からうまくできるはずがありません。
それを続けていれば、そのうちコツをつかんだり、慣れてきたりして、たやすくできるようになるのです。
例えば、自転車に乗ることは誰でもできることですが、最初からうまく乗れたわけではないですよね。
最初のうちは、2輪しかない、あんなバランスの悪い乗り物をどうやって乗るのだろうと不安になってしまい、恐怖感も出てきて、何度も転んだりぶつかったりしてしまいます。
しかし、たいていの人は、数時間も練習すれば乗れるようになるわけです。
転ぶのが怖いからといって、練習をやめてしまえば、一生自転車に乗ることはできないでしょう。
恐怖感を乗り越え、絶対に乗れるようになるんだと決意するから、自転車に簡単に乗れるようになるわけです。
自転車と同じように、他の人ができることであれば、自分もできるはずだと思う気持ちが大事になってきます。
何をするにしても、辛抱して続ければ、たいていのことはたやすくできるようになれるものです。
ましてや、他人が簡単にできることであれば、自分ができるのは当たり前だと思い込む気持ちが重要です。
自転車は誰もがたやすく乗れるのと同じように、何事も続けて実行すれば、たやすくできるようになるのです。
私たちが生きていくうえで、決して忘れてはいけない心構えですね。
