肉体が奴隷にされたとしても、思考は自由である。
by ソポクレス
あなたはネガティブな感情に落ち込んではいませんか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの詩人 ソポクレスの言葉です。
たとえ肉体が奴隷にされたとしても、何を思考するかは自由なのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、ネガティブな思考、悪意を持つような思考に陥ってしまうことがありますよね。
例えば、誰かに悪口を言われたり、ひどく中傷されたりすると、「あんな奴、死んでしまえばいいのに」などと良くない感情を持ってしまうことがあります。
また、つらく苦しいことがあると、「やめてしまいたい」とか「もうあきらめよう」などとネガティブな思考になってしまうこともありますよね。
ネガティブな思考や悪意を持った感情になると、「自分は何てひどい、ダメな人間なんだ」と落ち込んでしまうことがあるわけですが、そんなに落ち込むことはありません。
なぜなら、心の中で思うことは、自分の勝手な感情であって、何の罪もないことだからです。
人に危害を加えたり、怒りをぶつけてしまったり、本当にやめてしまうなど、感情のままに行動に移してしまうようなことは厳に慎まなければなりませんが、心の中で何を考え、どう感じるかは自由なのです。
ネガティブさや悪意を持つような感情を抑えつけてしまう方がストレスが溜まり、心身ともによくないことかもしれません。
心で思うことを言葉に出してしまえば、それが相手の耳に入り、影響を与えてしまうことがあるわけですが、思うだけでは、自分以外の人間には誰にも気付かれないのです。
したがって、誰にも気付かれず、影響を与えないことであれば、何を考え、何を思うかは自由です。
言葉に出してしまったり、具体的な行動をしてしまえば、誰かに影響を与えたり、自分自身の生き方が変わってしまう可能性があることは、常に理解しておきましょう。
感情や思考には何の罪もありません。
たとえネガティブな感情や悪意のある思考であっても、自分を責める必要などないのです。
あなたの思考はあなただけのものであり、自由なのです。
ただし、どのような行動をとるかは、よく考えてからにしましょう。
