ココナッツに汁がどうやって入るのか、誰にもわからない。
by アフリカのことわざ
あなたは考えても仕方ないことを、いつまでも考えすぎてはいませんか?
タイトルの言葉は、アフリカに伝わることわざです。
ミルクやオイルとして利用されるココナッツですが、その果実は固い殻で覆われているにも関わらず、中身は果汁でいっぱいです。
固い殻で覆われているのに、なぜ中身は水分でいっぱいになるのか、確かに不思議な現象ではありますが、それは誰にもわからないことから、考えても仕方ないことは考えないほうが良いと述べた深いメッセージですね。
なぜココナッツの中身が汁でいっぱいになっているのかは、現代においては科学的に解明されていることと思いますが、昔はわからなかったはずです。
そのため、アフリカの人々がそれを不思議に思うのは当然のことかもしれません。
とてもユニークなことわざだと思います。
このことわざには二つの意味があるとされています。
一つは、考えても分からないことは仕方がないので、考えすぎてはいけないということです。
いくら考えても答えが出てこないようなことを、いつまでも考えすぎてしまい、それに時間を使うのは無駄だという教訓です。
もう一つの意味は、誰にも分からないことだとすれば、それをとことん追究することも面白いかもしれないということです。
もしもあなたがそれを深く研究をして、その真相を解明できたとすれば、それはとても偉大なことであり、あなた自身、栄光を手に入れることができるからです。
一つのことわざに、相反する異なる解釈があるというのもとても面白いですね。
どちらの解釈を採用するかはあなた次第です。
人生においては、どちらの解釈をしても、大事な心構えとも言えます。
考えても仕方ないことを、いつまでもグジグジと考えすぎてしまっても、時間の無駄だということは確かです。
しかし、とことん追究して、自分が納得するまで行動し続けることも人生においては大切なことかもしれません。
いずれにしても、このことわざは、私たちの人生の選択において必要な心構えと言えるのです。
あなたはどちらの選択肢を採用しますか?
それはあなた次第と言えますし、どちらを選択しても正しい選択と言えるのです。
