リーダーというのは、「わからないことを決められる人」の事です。by 出口治明
あなたは、「わからないこと」があったとき、どうしますか?
タイトルの言葉は、ライフネット生命の創業者として知られる実業家 出口治明氏の言葉です。
リーダーというのは、「わからないこと」があった際に、何が最善かを決められる人のことだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、社会人として組織の一員として活動しているわけですが、その組織のリーダー、トップとして求められる資質の一つとして、実業家 出口治明氏は、「わからないこと」を決められる人のことだと述べています。
例えば、会社にしてもその他の活動にしても、組織として方向性や行動指針を決めなければならないことがあります。
仕事をしていれば、困難な壁にぶつかることもありますし、どうすれば良いのか迷ってしまうこともあります。
そんなときに、組織のトップたるリーダーは、どうすればよいのかを決断しなければなりません。
わからないからといって、何も決められず、立ち止まってしまうわけにはいかないのです。
どうすればよいかわからないけれど、今できること、やるべきことを考え、実行しなければならないわけです。
それを決断するのがリーダーの役割、立場ということになるのです。
もちろん、後になって誤った決断をしてしまったと判明することもあるかもしれませんが、そのときにもすぐに転換して改善するように導くのもリーダーの務めです。
わからないことを決断するわけですから、そのときには正しいか誤りかなんてわかるはずがないのですから、後になってそれが誤りだと気付けば、それを修正、改善すればよいだけのことです。
リーダーに求められるのは、常に正しい判断をすることではなく、最善だと思える決断をして、組織を導いていく力です。
リーダーの役割、立場にある人は、常に大きな責任と重圧がのしかかっているわけですが、その要因は多くの人に影響を与えるような決断をしなければならないからです。
決断をして、大勢の人を導いていくことで、大勢の人の行動に影響を与えることになるわけですから、リーダーは本当に大変です。
リーダーとしての立場、役割を理解し、大きな責任を伴うことを理解しながら、リーダーとして、組織の力を大いに発揮していただきたいものですね。
