多くの者が助言を受けるがそれを生かす者は賢者のみである。
by ハーパ・リー
あなたは、誰かから助言を受けたとき、どんな行動をしますか?
タイトルの言葉は、アメリカの小説家 ハーパ・リーの言葉です。
私たちは人生の中で、多くの助言を受けるわけですが、それを活かすことができるのは賢者のみなのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、多くの人から助言をもらうことがありますよね。
仕事をしていれば、仕事のやり方や社会人としての心構えなどを助言してもらうこともありますし、スポーツや趣味をする場合にも、先輩や監督、コーチから助言をしてもらうことが多いわけです。
助言をしてくれる人は、熟練者や先輩など、その多くが自分よりも優れた能力を持っている人や経験を積んできた人であることがほとんどなので、アドバイスや注意をしてくれることはとてもありがたく、感謝しなければなりません。
しかし、せっかく良い助言をしてもらえたとしても、それを忘れてしまったり、全く無視してしまう人も少なくないのが現状です。
先輩や熟練者からの助言は、自分では気付かなかった技術や知識である場合が多く、それを自分が取り入れれば、より能力アップにつながり、成長していけるはずなのです。
それができる人は賢者と言えるわけです。
助言者は、自分の持っている知識や能力を教えることで、相手を成長させようと願って助言しているのですから、そのチャンスを十分に活かすことができる人が賢者であることは間違いありません。
もちろん、助言が全て正しいとは限りませんし、自分に合わないこともあるかもしれませんが、それを取捨選択しながら、自分の能力アップに活かすことが大切です。
私たちは誰かから助言されれば、普通に素直に聞き入れますし、わかったような気になってしまいがちですが、それを本当に活かせているかどうかは疑問です。
なぜなら、人はできれば面倒なことはやりたくありませんし、苦しいこと、つらいことからは逃れたいと思うことが多いからです。
そのためせっかく助言してもらえても、「そこまでしなくていいや」とか「自分には無理だ」などと勝手に自分で判断して、助言を聞き入れないこともあるのです。
あなたは人からの助言やアドバイスをどのように聞いていますか?
その後の行動が、あなたが賢者であるか、本気であるかの分かれ道になるのです。
