妻は目よりも耳で選べ。
by トーマス・フラー
あなたはどんな人とお付き合いしていますか?
タイトルの言葉は、イギリスの聖職者で歴史家としても活躍したトーマス・フラーの言葉です。
「妻は目よりも耳で選べ」
つまり、妻を選ぶとき、見た目の美しさではなく、話す言葉の賢さで選べと述べた深いメッセージですね。
私たちが自分の結婚相手を決めるとき、どんなことを判断材料にするでしょうか?
男性ならば見た目が美しい人、女性ならば見た目がカッコいい人に惹かれてしまうのは、さもありなんといったところでしょうか?
例えば、男性が女性に惚れてしまうのは、ほぼ見た目だと言われています。
会った瞬間、「何て美しい女性だ」と胸をときめかせ、その人とお付き合いしたいと願い、猛烈にアタックする男性が多いというわけです。
女性の優しい言葉や賢い言葉、美しい言葉を聞いても、その女性の見た目が美しくなければ、惚れる男性はほとんどいません。
それは女性も同じかもしれません。
芸能人やアイドルが美しい人ばかりなのは、その方が人気が出るからであり、そうではない人は芸能人やアイドルを目指すこともできいないでしょう。
それほど、人間の魅力は、見た目が大事だということになるわけです。
見た目で人を判断してしまう傾向が強いのは仕方ないとしても、本当に付き合うべき人を選ぶ際には見た目の美しさではなく、話す言葉の美しさで選ぶようにしましょう。
これは夫や妻を選ぶだけではなく、友人関係や仕事上の仲間であっても同じです。
たとえ見た目が美しくても、言葉遣いが悪かったり、他人の悪口や不平不満ばかりを話す人とは距離をおいたほうが良いのです。
人の美しさは、化粧や髪型、服装である程度は美しく着飾ることはできますが、話す言葉の美しさは、その人の生き方や考え方、性格そのものが現れているのです。
見た目の美しさはいくらでも着飾ることができますが、話す言葉は少しは着飾ることができても、いずれはボロが出てきます。
見た目が美しい人の中には、冷酷で嫌な性格の人はたくさんいますが、話す言葉の美しい人には、性格の悪い人はほぼいません。
したがって、人間は見た目で選んではいけないのです。
夫や妻を選ぶときはもちろん、友人や仕事関係の人など、自分が付き合いべき人間を見極められるようにしてください。
