文句を言うということは、「すでにそうであるもの」を拒否していることを意味します。
by エックハルト・トール
あなたは、不平不満や文句ばかりを言ってはいませんか?
タイトルの言葉は、ドイツ出身のスピリチュアル作家でカウンセラーとしても活躍しているエックハルト・トールの言葉です。
私たちが不平不満や文句を言うというのは、「すでにそうであるもの」を拒否していることを意味するのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、不平不満や文句を口に出してしまうことがありますよね。
例えば、仕事をしている最中に、「疲れたから休みたい」とか、「なぜ私ばかりが怒られるのだろうか」とか、「今日も残業するのは嫌だなあ」などと、つい口に出してしまうことがあります。
また、誰かから批判されたり、悪口を言われたりすると、「なぜそんなことを言われなければならないのだろう」と文句を言ってしまうこともあります。
スピリチュアル作家のエックハルト・トールは、私たちが文句を言ってしまうのは、「すでにそうであるもの」を拒否していることを意味するのだと述べています。
仕事で文句を言うということは、その仕事そのもの、もしくは仕事のあり方や自分への扱いを拒否している状態と言えるわけです。
また、批判や悪口を言う人に文句を言うということは、その相手を拒否している状態と言えるのです。
拒否しているということは、自分はそれを受け入れたくない、受け入れることができないことを意味します。
つまり、「現実にそうであること」「事実として存在していること」を受け入れたくないということになるわけです。
こんな受け入れたくない状態をずっと続けていくことは、あなたにとっても良くない状態ですし、健全な生活とは言えないわけですから、それを改善しなければいけません。
それを改善するには、「すでにそうであるもの」から離れるか、それを異なるものに変えるしか方法はありません。
つまり、文句ばかり言っていても、何も変わらないことだけは理解しましょう。
「すでにそうであるもの」を拒否している状態なのですから、それを続けざるを得ないということならば、我慢して続けるしかないので、それ以上文句を言っても仕方ないのです。
どうしても我慢できないのであれば、文句を言うのではなく、そこから離れるか、あなた自身がその状態を変える努力をしなければならないのです。
「文句や不平不満を言う」ということが、いかに無意味であることが理解できたでしょうか?
文句や不平不満を言うのではなく、あなたが何をすべきか、どうすれば改善できるのか、考えて行動するしかないのです。
