どうしても二階に上がりたいという熱意がハシゴを思いつかせるのだ。
by 松下幸之助
あなたはどんな熱意を持って生きていますか?
タイトルの言葉は、松下電器産業の創設者 松下幸之助の言葉です。
熱意が人の心を動かし、知恵や行動を起こすのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、「こんなことをしてみたい」とか「こうなったらいいなあ」などと希望や願いを持つことがありますよね。
その思いが強ければ、たいていは叶いますし、あまり強くなければその思いが叶うことはほぼないかもしれません。
例えば、どうしても二階に上がりたいと考えている人は、ハシゴや階段というものを考えて、それを作り上げて、その思いを叶えようと努力するはずです。
「二階に上がるなんて無理だ」と最初からあきらめている人や、「別に上がらなくてもいいや」などと思いが強くない人は、ハシゴや階段を作ろうという発想すらわかないかもしれません。
つまり、ハシゴや階段というものを思いつかせ、作ってみようと考え、実際に作った人だけが二階に上がることができるのです。
「二階に上がるなんて無理だ」と最初からあきらめている人はもちろんのこと、「二階に上がっても上がらなくてもどっちでもいいや」と考えている人には、ハシゴや階段なんてものは、まったく思い浮かびませんし、ましてや作ろうなどと考えるはずがないのです。
私たちが何かに挑戦するとき、困難な課題に直面したとき、それを乗り越えられるかどうかは、あなたの本気度、熱意にかかっているのです。
最初から「こんなことは無理だ」とあきらめている人には絶対に無理です。
行動する前からあきらめているのですから、それを乗り越えようとする知恵も工夫も生まれるはずがないからです。
つまり、自分では乗り越えられるはずがなく、人の行動を見ているだけの人になってしまうわけです。
また、挑戦したいという気持ちがあっても、「成功しても失敗してもどちらでもいいや」と考えている人も、乗り越えられないかもしれません。
「何が何でもやってやる」とか「最後までやりきる」と情熱を持ってやり続けた人だけが、本当の意味で成功を手にすることができるわけです。
本気になって熱意を持っている人は、いろんな知恵や工夫が湧いてきますし、行動も伴って、その願いや希望を叶えることができるのです。
常に意識しておきたい心構えですね。
