和をもって貴しとなす(わをもってとうとしとなす)
by日本のことわざ
あなたは自分が納得するまで議論を続けられますか?
タイトルの言葉は、日本のことわざです。
このことわざには、二つの意味があり、「人とは仲良くするのが大切である」という意味と、「決断するときは納得がいくまでよく議論すべきだ」という意味です。
「和」とは仲良くという意味と、納得するという意味があるんですね。
最近では後者の意味で使われることが多いようです。
何かを決断するとき、ともすれば権力の強い者、影響力や声の大きい者の意見が通ることが多いのが実状です。
多数決をとっても、影響力の大きい者の意見に左右されて決められることも多いのです。
全会一致であれば仕方ありませんが、議論する場合には、少数派の者の意見も十分に聞くのが大切です。
マイノリティの意見を無視することは、組織の中に不満がたまり、目標達成への足かせになる可能性もあります。
少数意見も聞き、十分に納得させることができれば、組織に連帯感が生まれ、大きな原動力となるのです。
大きな声に惑わされてはいけません。納得いくまで議論をしましょう。