もっとも勇気ある者はもっとも心優しい者であり、愛ある者は勇敢である。
by 新渡戸稲造
あなたは勇気ある行動ができますか?
タイトルの言葉は、「武士道」の著者で知られる教育者、思想家の新渡戸稲造氏の名言です。
勇気のある人は心優しい人だと述べた深いメッセージですね。
勇気と優しさ、一見すると何の関連もないような気がしますが、「武士道」の著者で知られる教育者で思想家の新渡戸稲造は、優しい人間、愛ある人間こそ勇敢であり、勇気ある人物だと述べています。
勇気と優しさにはどんな関係があるのでしょうか?
私たちは、困っている誰かを助けてあげようとか、手を差し伸べてあげようと思うことがありますよね。
困っている人や悲しい思いをしている人を見ると、優しい気持ちになり、何とか自分が力になれないものかと考えることがあると思います。
そんなとき、本当に手を差し伸べて、実際に助けることができる人は、意外にも少ないものです。
助けてあげたいという気持ちはあったとしても、周りの目を気にしすぎてしまったり、「誰かが助けてあげるだろう」と、他人任せな気持ちになってしまい、実際には何もできない人がほとんどです。
実際に手を差し伸べることができる人は、周りのことなど気にせずに、自分が率先して行動できるので、とても勇気がある人ということになります。
つまり、優しさと勇気とは大いに関係があるのです。
優しい気持ちが強ければ強いほど、何とかしなければという気持ちになり、周りの目など気にせずに行動ができるというわけです。
電車やバスの中で、高齢者に座席を譲る行為も少し勇気が要りますよね。
優しい人ほど、勇気がある人と言われるのもうなずけます。
何事も勇気を持って行動できる人というのは、とても優しい人の可能性が高いのです。
そして、行動力もあるので、成功や幸福になれる可能性も高いと言えるのかもしれません。
成功者や偉人と言われる人は、勇気ある優しい人が多いのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人というのは、未来の地球と人類のために、少しでも良い社会に変えていこうと実践している人なので、優しい人であることは間違いありません。
優しい人ということは、前述したように、勇敢な心の持ち主とも言えるのかもしれません。
SDGsの活動をしている人というのは、まだまだ少数派であり、批判や反対する人も多いのが実情ですから、そんな声に惑わされずに活動しているのですから、勇気ある人とも言えるのです。
自分は勇気ある優しい人だという誇りを持ちながら、今後も活動を続けていきたいものですね。