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財布が軽くなると心が満たされる。「ユーゴー」財布が軽ければ心が重い。「ゲーテ」

財布が軽くなると心が満たされる。by ヴィクトル・ユーゴー
財布が軽ければ心が重い。by ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

あなたの財布は軽いですか? 今、どんな気持ちですか?

タイトルの言葉は、全く正反対の意味の名言です。
「財布が軽くなると心が満たされる」は、フランスの小説家 ヴィクトル・ユーゴーの名言であり、「財布が軽ければ心が重い」は、ドイツの詩人、小説家のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名言です。
フランスとドイツの小説家が、それぞれ真逆のことを述べているところが面白いところですね。
つまり、お金(財布)には、様々な概念、解釈、考え方があるということです。

財布が軽い、つまりお金をあまり持っていない人というのは、どんな気持ちになるのかを想像してみましょう。
お金がないということは、自由に物を買えないということなので、今持っているものを大切にしようとします。また、必要最小限のものだけで生活しようとするので、余計なものはあまり持っていないということにつながります。
モノがあふれているということは、あれもこれも気になってしまい、心が落ち着かない状況に陥ってしまいます。
モノがあまりなくてスッキリした部屋に住んでいる人は、気になることが少なくてすみ、心も落ち着いているということになるわけです。
それと、お金を持っていないので、お金にまつわるトラブルに巻き込まれる恐れはほとんどなく、盗まれる不安や人に恨まれる心配もしなくてすみます。
つまり、お金がないということは心が満たされているということにもつながるわけです。

反対に、お金がないことで心が重くなることもあります。
お金やモノをたくさん持っている人を見ると、どうしても嫉妬の気持ちは抑えられないかもしれませんよね。
「自分は持っていないものをあの人は持っている」という姿を見れば、羨ましいという気持ちが生まれるのは当然のことです。
それに、自分が欲しい物を手に入れられないということは、当然のことながらストレスが溜まります。
お金がないので、将来に対する不安も大きいのは仕方がありません。

つまり、お金がないということには、心が満たされること、重くなることの両面があるということになります。
しかし、お金がないことで、暗い気持ちになるのではなく、できれば明るく前向きに考えていきたいものです。
お金はもちろん生きる上で欠かせないものですが、所詮お金なんて、単なる道具の一つです。
お金を多く持っている人が偉くて、持っていない人が劣っているわけでもありません。
人間の価値は、財産の多さによって測れるわけではありませんからね。
世界的に知られる偉人と呼べる人の中には、死ぬまで貧乏だった人が数多くいます。

たとえ、持っているお金は少なくても、心だけは満たされている、そんな人生を送りたいものです。

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