感謝しながら不幸を感じることはできない。
by 野口嘉則
あなたは感謝する気持ちをたくさん持っていますか?
タイトルの言葉は、心理カウンセラーで作家でもある野口嘉則氏の言葉です。
人は、感謝すると同時に不幸な気持ちになることはできないのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、感謝の気持ちを持つことがありますよね。
人に優しくされたり、助けてもらったりして感謝の気持ちになったり、自然の豊かさや美しさに感謝するときもあります。
感謝とは、自分にとってありがたいと思う気持ちであり、お礼を言いたくなるような気持ちになるということです。もちろん、実際にお礼や感謝の気持ちを伝えることもあります。
感謝の心というのは、人や自然等に対して、肯定的な気持ちになると同時に、幸福感を感じることを意味します。
心が満たされ、満足感を感じるとともに、自分が恵まれていることに思いを馳せることができるわけですから、不幸な気持ちが入り込む余地がないということなのです。
もしもあなたが、「自分は何て不幸なんだ」と感じているのだとすれば、それは感謝の気持ちが希薄になっている証だとも言えます。
不幸感というのは、怒りや悲しみ、恨みや憎しみの感情から生じるものであり、そういった感情には感謝の気持ちはほとんどありません。
もしもあなたが誰かに対して、怒っていたり憎んでいる場合、その人に対して感謝の気持ちなど微塵もないはずです。
誰かに対して怒りを感じたとき、少し視点を変えて、「あの人は自分のためを思って言ってくれたんだな」とか「あの人に何か嫌なことでもあったのかな」と考えてみれば、少しは怒りの感情がおさまり、不幸感もなくなっていくのではないでしょうか?
いずれにしても、感謝の気持ちを持ち続けていれば、不幸を感じることはほぼなくなります。
自分が今、生きていること、良い時間を過ごせていることに感謝しながら、これからも生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、人に感謝される活動とも言えます。
貧困や飢餓、人権侵害や環境問題で苦しんでいる人たちに手を差し伸べることができれば、直接的ではなくても、きっとあなたに感謝していることでしょう。
そして、感謝するということは、その人が少しでも幸福を感じることにつながるはずです。
なぜなら、人は感謝しながら不幸を感じることができないからです。
私たちは、誰かを幸せにするために生きています。
そのことを忘れずに、これからも活動を続けていきましょう。