衣服が汚れたり、不潔になってくると、人間はプライドがなくなって、不注意になって、敵からやられる。
by 村上龍
あなたは、いつも清潔に生きていますか?
見出しの言葉は、小説家 村上龍氏の言葉です。
人間は、不潔な格好をしていると、プライドがなくなってしまい、生きていくのがつらくなってしまうと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、いろんな人が生きているわけですが、清潔感にあふれている人もいれば、そうではない人もいます。
汚れた服を着ていても平気な人もいれば、常に清潔でないと気が済まない人もいます。
しかし、人は清潔でないと、生きていくのがつらくなるのも事実です。
それは、着ている衣服のみならず、家の中や職場など、あらゆる環境に言えることです。
世の中には、いつも不潔な格好をしていたり、散らかっていて、汚れた部屋の中で生活している人がいます。
周りの人から見れば、「あの人は不潔な人だ」と白い目で見られるわけですが、当の本人は平気なわけです。
ということは、当の本人にはプライドがないということになりますし、人からどう見られようとも関係ないという気持ちになっているわけです。
また、不潔な環境にいるということは、モノが散らかっていたり、汚れていたりするわけですから、注意力が散漫であると同時に、周りの人から忌み嫌われているので、悪口を言われたり、悪戯されるなどの攻撃される可能性が高くなるわけです。
だからこそ、人は常に清潔でいることが大切なのです。
清潔でいるということは、その人には隙がないということになり、人にも好かれますし、プライドも保持できるということにつながります。
もちろん、ブランド物や高価なものを身に着けよということではありません。
清潔感があれば、自分に見合う衣服を身につければ良いのです。
私たちは、常に清潔感を持って生きていくことが大事なのです。
心構えとして忘れないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人の中に、不潔な格好をしている人はいないと思いますが、目標の中には、清潔ではいられない人を救済しようとする目標があります。
目標1「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」などです。
貧困や飢餓で苦しんでいる人々からすれば、毎日の生活に困窮しているので、清潔感を保つなどは二の次になってしまいます。
そのため、常に不潔な格好、環境の中で生活せざるを得なくなってしまうわけです。
不潔な環境の中で生活するということは、病気や怪我を負う危険性もありますし、何より人としての尊厳をなくしてしまいます。
したがって、貧困や飢餓で苦しむ人を一刻も早くなくすことが、SDGsの第一義と言えます。
私たちに何ができるのか、真剣に考えてみましょう。