~前編からの続き~
虚栄心の強い人の危険性と対策
前編では、虚栄心の強い人の心理と特徴について記述しました。
本稿では、その危険性と対策について見ていきましょう。
虚栄心の強い人は、自分に自信がなく負けず嫌いで、嘘をつき、人を誹謗中傷し、本当の自分がわかっていないと説明しました。このような人は、周りからどう見られ、どんな日々を過ごすことになるでしょうか?
本来、自分に自信がなく負けず嫌いなので、少し困ったことや自分よりも優れた人物に遭遇すると、たちまち自信を失ってしまい、悲観的で自暴自棄になる恐れがあります。
また、嘘はいつかバレます。何度も嘘を重ねることで矛盾やほころびが生じ、周りの人に正体がバレてしまうので、信用を失います。
自分よりも劣っている(と思いこんでいる)人を誹謗中傷するので、人はその人から離れていきます。悪口を言う人に親しみを感じる人はいないので、誠実な人は離れていき、悪辣な人を引き寄せてしまう恐れがあります。
本当の自分をわかっていないので、自分の将来や、本来やるべきことがわからないまま、夢や希望を持つという健全な精神を失う恐れがあります。
このように、虚栄心が強い人は、人間としての幸福、成功、成長という面で悪影響を及ぼすようです。
無理して見栄を張らなくても、自分自身が、誠実に、前向きに、懸命に努力すれば、周りの人々に尊敬され、信頼されるような立派な人になれるのです。
もしも、あなたの身近に虚栄心が強い人がいたら、できるだけ関わらないようにしましょう。厳しく追求したり、非難するのはやめた方がいいです。
相手がそのことに気づき、自分が変わろうとする気持ちになることが大切なのです。
虚栄心が強いと自覚している人は、今すぐやめて、自分のやるべきことを見極めて、努力しましょう。