なぜ笑うのか?名前を置き換えたら、お前のことじゃないか。
by クイントゥス・ホラティウス・フラックス
あなたは、誰かのことをあざ笑ったりしていませんか?
タイトルの言葉は、古代ローマ時代の詩人 クイントゥス・ホラティウス・フラックスの詩の一節です。
他人をあざ笑う人に対して、風刺をこめて述べた深いメッセージですね。
私たちは、人生の中でいろんな人との出会い、付き合いをしていくわけですが、ときには人を馬鹿にしたり、あざ笑ったりすることがありますよね。
「あの人は何て馬鹿なことをしているんだ」とか「あんな人間にはなりたくないなあ」などと、人を指差して蔑むような態度をとってしまうことがあるかもしれません。
しかし、よくよく考えてみてください。
あなたは他人のことをあざ笑えるような立派な人間なのかということを、胸に手を当てて考えてみてください。
あなたは他人の犯した失敗や過ちを、自分は絶対にしないと言い切れるのでしょうか?
時と場合によっては、あなたも同じような過ちや失敗をしてしまう可能性だってあるはずです。
人を見下すような態度をとること、人を馬鹿にすることが、あなたの信頼、価値を損ねてしまう可能性があることを考える必要があるのです。
あなたがもし、人を馬鹿にするような態度をとったとき、周りにいる人たちは「あの人は他人の失敗を笑うような人なんだ」と思い、距離をとってしまうかもしれません。
もちろん、他人の失敗を見て見ぬふりをしろといっているわけではありません。
あざ笑うのではなく、忠告や提言をしてあげれば良いのであって、人を蔑んだり、見下すような人間にはなってはいけないということです。
人をあざ笑ったり、見下すような態度をとることは、人としてたいへん醜い言動であることを肝に銘じ、今後は絶対にしないように心がけたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、他人の考えや行動を見下したり、あざ笑うようなことをしてはいけません。
反対に、あなたに対し、批判したりあざ笑うような人間がいたとしても、気にする必要はないのです。
人を見下すような人間が立派な人間であるはずがありませんし、何を言われても気にする必要などないのです。
SDGsの活動においては、自分の信念に基づいて、目標に向かって行動すれば良いのであって、他人からとやかく言われる筋合いはないのですから、周りの声に惑わされず、まっしぐらにゴールに向かって突き進んでいってください。