肩書きがなくては己が何なのかもわからんような阿呆共の仲間になることはない。
ｂｙ南方熊楠
あなたは、自分の肩書きを持っていますか？
タイトルの言葉は、生物学者 南方熊楠の名言です。
少し過激な表現ですが、肩書きが自分の存在価値だと思うことの愚かさを述べた深い名言ですね。
肩書きとは、自分の社会的地位や身分を表す言葉のことを指します。
例えば、「○○株式会社〇〇課長」とか「○○大学教授」など、その人の職業や役職を表す言葉として使われることが多いと思います。
肩書きとは、その人が持つ立場の一つであって、その人そのものではありません。
会社では〇〇課長という立場であっても、家へ帰れば夫であり父という立場になりますし、地域の中では一住民、趣味仲間と一緒にいるときはそのグループの一員というように、時と場合によって立場が異なるのは当然のことです。
もしも、会社の肩書きがなければ、自分が何者なのか言葉に出来ないとすれば、それはあまり賢い人とは呼べません。
自分を客観的に見ていないという証とも言えるわけです。
また、自分の肩書きを振りかざして、自慢するような態度を取る人も賢明とはいえません。
相手は、〇〇株式会社という社名を信用しているのであり、あなたを信用しているわけではないからです。したがって、あなたの振る舞い次第では会社そのものの信用を失ってしまう恐れもあります。
つまり、信用できるかどうかはあなたの行動次第ということであり、肩書きがどうのこうのは関係ないわけです。
肩書きに頼るのではなく、自分自身を売り込むような気持ちで、行動をしてください。
SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
当然のことですが、SDGsの活動をするのに肩書きなんて関係ありません。
会社経営者だろうが、平社員だろうが、子供だろうが、活動をするのに上下関係すらないのです。
未来の地球と人類のための活動であり、老若男女関係なく、誰でもどこでも活動をすることができるわけです。
中には組織的に活動をしており、指揮命令系統があるところもあるかもしれませんが、本来、SDGsの目標達成を目指す人々の間に、どちらが上でどちらが偉いなんて上下関係は存在しないのです。
自分の肩書きなんて気にせずに、未来の地球と人類のために、自分のできることを精一杯実践していきましょう。
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