愛していない人間とは旅に出てはいけない。
by アーネスト・ヘミングウェイ
あなたはどんな人と一緒に旅をしていますか?
タイトルの言葉は、「武器よさらば」などの小説で有名なアメリカの小説家 アーネスト・ヘミングウェイの言葉です。
旅は愛する人と一緒にするべきであり、愛していない人間とは決して一緒に旅をしてはいけないのだと述べた深いメッセージですね。
旅といえば、一人旅が好きな人も多いことと思いますが、夫婦や友達、恋人同士、家族が一緒に旅を楽しむ人が多いことと思います。
アメリカの小説家 ヘミングウェイは、「愛していない人間とは旅に出てはいけない」と述べています。
当然と言えば当然のことと思いますが、嫌いな人間、憎らしい人間と一緒に旅をする人はいないと思います。
しかし、これは人間の生き方の本質を述べているとも言えるのです。
旅と言えば、単に移動するだけではありません。
日常生活から離れた、いわば非日常なことを経験していくわけであり、そこには思いがけないことが起きるかもしれませんし、事故や事件に巻き込まれることもあります。
また、食べ物が合わなかったり、体調が悪くなる恐れもあります。
そんなとき、愛する人と一緒であれば安心です。
何かトラブルがあったとしても、愛する人、信頼できる人と一緒にいることで、力を合わせて乗り越えていくことができるからです。
しかし、愛していない人と一緒であれば、一緒に協力しようと思わないのみならず、トラブルに遭ったことを相手のせいにしたり、不平不満をぶつけ合ったりしてしまう可能性が高いのです。
愛する人と一緒ならば、笑い話にすらなることでも、愛していない相手と一緒だと、単なる苦い思い出になってしまうというわけです。
このことは、旅行など、旅に出かけることに限らず、人生そのものにも言えることかもしれません。
人生は、共に歩んでいくという意味でも、旅に例えられることも多いからです。
愛してもいない相手と一緒に人生を歩むなんて、苦痛以外の何物でもありません。
人生においては楽しいこと、喜ばしいことばかりではなく、悲しいことや苦しいこともたくさん起こるわけです。
そんなとき、愛する人と一緒であれば、どんな悲しみや苦しみも乗り越えていけるはずです。
愛してもいない人間と一緒であれば、お互いに罵り合ったり、不平不満をぶつけ合ったりして、乗り越えるどころか、気持ちが沈んだり、怒りを覚えるだけです。
人生も旅も、愛する人と一緒でいることが、豊かで充実した生き方となるのです。
