学校でだけ教育を受けた子供は、教育を受けていない子供である。
by ジョージ・サンタヤーナ
あなたは、どんなことを学んできましたか?
タイトルの言葉は、スペイン出身のアメリカの哲学者 ジョージ・サンタヤーナの言葉です。
教育とは、学校でだけ学ぶものではないということを述べた深いメッセージですね。
私たちは、満6歳以上になると義務教育として小学校に入学し、教育を受けることになります。
教育という言葉を聞くと、真っ先に学校教育のことを思い浮かべる人が多いことと思いますが、それ以外にも学ぶべきことは数多くあります。
学校では、国語や算数、社会など、生きていくための知識を教わることがほとんどですが、それ以外にも集団での行動や道徳的なことも教わることになるわけです。
しかし、学校での教育だけで十分かと言われると決してそうではないことに気付かされます。
学校以外での教育というと、まずは家庭での教育が重要になります。
家庭では、挨拶や礼儀など、生きていくための基本的なマナーは、親が教えてあげなければいけませんし、食事や睡眠などの基本的な生活の仕方も、それぞれの家庭で教えなければなりません。
また、子供の好きなこと、特技を見極めて、それをさらに習得させようとすることも家庭の役割と言えるかもしれません。
学校での勉強もとても重要ですが、それだけでは人として生きていくのに十分ではないのは周知のとおりです。
勉強のみならず、人としての優しさや愛情、生きていくための知恵や考え方、自分を生かすための技術や能力向上など、学ぶべきことは数多くあります。
学校の勉強さえしていれば十分ということは決してありません。
教育関係者の皆様はもちろん、子育て中の保護者の皆様には、ぜひ心得ておいていただきたいと思います。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人は、学校以外の教育を数多くしているからこそ、熱心に活動しているものと思います。
なぜなら、SDGsに掲げられている目標は、学校以外で学ばなければ得られない情報がたくさん含まれているからです。
SDGsの活動をしている小学生もたくさんいるわけですが、学校教育だけで参加してきたわけではないはずです。
最近の学校では、先生によっては多種多様な教育を実施するケースも多いようで、中には、学校の先生に勧められてSDGsに参加したり、興味を持っている子供もいるかもしれません。
しかし、すべての学校でSDGsの取り組みや教育をしているわけではありません。
できれば、全国統一で小学校からSDGsに取り組んでもらいたいところですが、こればかりは仕方ありません。
私たちは、学校だけではなく、生涯にわたって学び続けることが大切だということを改めて思い起こさせます。
今後も、一生学び続けていきたいものですね。