名言集

心の貧しい人たちはさいわいである。天国は彼らのものである。by 新約聖書より

心の貧しい人たちはさいわいである。天国は彼らのものである。
by 新約聖書「マタイによる福音書 5章3節」より

あなたの心は貧しいですか? それとも・・・。

タイトルの言葉は、新約聖書「マタイによる福音書 5章3節」の中の一節です。
この場合の「心の貧しい人」とは、経済的に困窮している人や、怒りや不満をまき散らしているような人のことではなく、「自分のことを無力だと自覚し、もっと向上したい、成長したい」と望んでいる人のことを指します。
つまり、神の力によって救われると信仰心を持っている人のことを言います。
自分は無力であることを認識し、もっと成長したいと願い、向上心を持っている人は幸福なのだと述べた深い言葉ですね。

反対に、今の状況に満足し、成長したい、向上したいと思わない人は幸福ではないということになります。
満足している状態は、今の状況を変えたくない、今のままがいいと考えているわけなので、向上心を持っていない人ということにつながるわけです。

ということは、今の状況に不満を持っていて、自分は成長したい、向上したいと考えている人はとても幸福なのです。
現状に満足している人のほうが幸福だと思われがちですが、決してそうではありません。
時代は刻々と変化しており、今の状況が永遠に続くなんてことはないわけで、向上心を持っておらず、何も努力しない人がそれ以上良くなるなんてことはありえないのです。

私たちは、現状に満足しないからこそ成長したい、向上したいと考えるのです。
そして、現状を変えるべく、新たな挑戦をしたり、目標を立てて行動しようと考えるのです。

私たちに必要な心構えは、現状に満足することなく、自分は何ができるのか、何がしたいのかを常に認識しながら、向上心を持って行動することなのかもしれませんね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動は、世界におけるさまざまな課題を解決していこうとするものであり、現実の社会を変えていこうとする精神からくるものです。
したがって、現状に満足していないからこそ、できる活動とも言えます。
貧困や人権侵害、戦争やテロなどが頻繁に起きる社会が良いわけがなく、何とか社会を良くしていこう、改善していこうとする活動なのです。

SDGsの活動に否定的な人、反対するような人が少なからず存在するわけですが、その人たちは現状の社会に満足しているのでしょうか?
もしも現実の社会に満足しているのであれば、活動に参加しなくても仕方ありませんが、不満を持っており、社会を変えたいと思っているのであれば、SDGsの活動に理解を示し、参加するべきだと思います。
現状に満足しない気持ちが、社会を変えていく原動力になるのですから。

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