大変な仕事は怠け者の人に任せるようにしています。怠け者の人は大変な仕事を楽にこなす方法を見つけてくれるのです。
by ビル・ゲイツ
あなたは大変な仕事を任されて困惑していませんか?
見出しの言葉は、マイクロソフト社の創業者で実業家のビル・ゲイツ氏の言葉です。
大変な仕事は怠け者に任せたほうが良い。なぜなら、楽にこなす方法を見つけてくれるからと、皮肉を込めた表現ですが、仕事をこなす上で必要な心構えの一つと言えそうな、深いメッセージですね。
「大変な仕事は怠け者の人に任せよう」
ビル・ゲイツ氏は、何とも大胆で、とんでもないことを述べていると思われた人も多いことでしょう。
筆者自身も最初見たときは、少し驚きましたし、いくらなんでもそれはないだろうと思いました。
しかし、よくよく考えてみると、案外、理にかなっているのだとも思えます。
大変な仕事を抱えてしまったとき、普通の人であれば、「これから大変だ」と身構えて緊張し、今後どうしようかと困惑してしまいます。
そして、悩み苦しんだり、自分には無理だとあきらめてしまう人もいるかもしれません。
しかし、どんなに大変な仕事であっても、元来、怠け者に人に任せてしまえば、意外とうまくいくことも多いようです。
怠け者の人というのは、「頑張って成し遂げよう」とか「苦労してでもやり抜こう」という気持ちがなく、どうやって楽して稼げるかを考えて生きています。
ある意味、楽観的に生きているというわけです。
つまり、大変な仕事であっても、「どうやったら楽にできるかな」とか「まあ適当にやってみるか」みたいに考え、意外と簡単にやってくれるかもしれません。
怠け者を褒める人はあまりいませんが、楽観的に考えることは、生きていく上で大切な心構えです。
大変な仕事を抱えて、がんじがらめになって、悩み苦しんで身動きがとれなくなってしまうのでは何にもなりません。
あまりにも深く考えすぎて悩み苦しみ、心身ともに疲弊してしまうよりも、楽にこなせる方法を考えて、ゆっくりでも進めていける方が良いからです。
もちろん、あなたに怠け者になることを推奨することはできませんが、あまりにも真面目に考えすぎたり、悩み苦しむこともよくないことです。
ときには、怠け者になって、楽観的に物事を考え、ゆっくりでもやってみるということが、案外うまくいくことがあるのです。
全てを真面目に、誠実に生きることだけが人生ではありません。
ときには、怠け者になって、サボったり、楽をするような生き方も必要です。
そんなことも意識の片隅に置いて、今後も生きていきましょう。
