誰に伝えたいのか？すべての人向けでは伝わらない。
by 有田憲史
あなたは、誰に何を伝えたいのですか？
タイトルの言葉は、コピーライター 有田憲史氏の言葉です。
全ての人に向けてのメッセージでは伝わらないと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、さまざまな情報が飛び交っていて、私たちはそれを取捨選択しながら生きています。
情報を発信するのは、本や雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト、ＳＮＳなどさまざまな媒体がありますが、どの媒体を活用するにせよ、誰に伝えたい情報なのかを明確にしなければ、ほぼ誰にも伝わらないということになりかねません。
例えば、テレビ番組にしても、日本国民全員を対象にした番組というのはありません。
子供向け、主婦層など、年令や性別を考慮した番組が数多く制作されていますよね。
ニュースやドラマなどの番組についても、全国民を対象にしているわけではなく、ある程度の年齢層や性別を考慮しながら制作しているはずです。
本の出版に関しては、明らかに年令や性別を意識して書いているはずですし、雑誌やウェブサイトも確実にターゲットを絞っているはずですよね。
マスメディアに限らず、現在では、ＳＮＳやブログなどを活用して、誰もが情報発信できるようになりました。
そして、情報発信する際にはどんな人に伝えたいのか、誰に見てもらいたいのかを絞って発信しないと、誰にも見てもらえない、支持されない情報となってしまいます。
１００％すべての人に指示してもらえることなんて不可能ですからね。
私たちが情報発信する際にはもちろんのこと、誰かに何かを伝えたい場合には、誰に伝えたい情報なのかを明確にし、きちんと伝えられているかどうかを見極めることが重要です。
心構えとして忘れないようにしましょう。
SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動についても、誰のための活動かを明確にする必要があります。
世界中の人々全員のためにできる活動など、ありえないわけであり、個人なのか団体なのかを問わず、誰のための活動なのかを明らかにするべきなのです。
特定の誰かのために始めた活動が、より多くの人に広がっていくことはよくある話です。
しかし、最初はターゲットを決めて、その人のために実践しようという心構えで始めてください。
すべての人向けの活動などありえないことを再認識し、誰かを幸せにすることを考えて、今後も活動を継続していってください。
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