我一歩を退くれば彼一歩を進め、我一日優遊すれば、彼一日精熟す。
by 真木和泉
あなたは、サボりたいとか、遊びたいと思ったことはありますか?
タイトルの言葉は、江戸時代後期の久留米藩士で尊王攘夷派の活動家として知られる真木和泉の言葉です。
この言葉の意味ですが、「自分がサボったり、遊んだりすれば、それだけでライバルである彼は、自分よりも一歩先に進み、能力も高まるものだ」という意味の教訓です。
自身が、サボりたいとか、遊びたいという気持ちになったときに、思い出したい深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で一生懸命に努力をするときもありますが、ときにはサボりたいとか遊びたいと思うことがありますよね。
例えば、勉強やスポーツなどに、一生懸命に取り組まなければならないときに、「今日一日くらいならサボってもいいかな」とか「今日は遊びに行きたいな」などと、悪魔の声が心の中から聞こえてくることがあるかもしれません。
もしそんな気持ちになったとき、今回の真木和泉の名言をぜひ思い出してください。
もしも本当にあなたがサボったり遊んだりした場合、ライバルである彼らとは必ず差がついてしまうということを決して忘れてはいけません。
あなたが遊び呆けている時間、ライバル達はやるべきことに一生懸命に取り組んでいるはずです。
その時間が長ければ長いほど、ますます差がついてしまうことは必然です。
そしてサボっているあなた自身も、「こんなことをしていていいのだろうか?」と、きっと罪悪感や後ろめたさを感じているはずです。
そして、「サボらなければよかった」と後悔するはずなのです。
もしも、サボりたいとか遊びたいという悪魔の声が聞こえたら、ライバル達の顔を思い出し、気合いを入れて自分を鼓舞するようにしてください。
気が進まなくても、真面目にやり始めれば、やる気が出てきて、普通に取り組めるようになれるものなのです。
常に意識しておきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、「今日はやらなくていいかな」とか「サボりたい」という気持ちになることがあるかもしれません。
SDGsの活動にライバルはいないかもしれませんが、サボったり遊んだりして、取り組まなければ、目標達成が遠ざかってしまうのは確実です。
一日一日の積み重ねがゴールへと導いてくれるわけですし、一日サボれば、次の日もサボりたくなるものです。
それに、SDGsの場合には、ライバルというものはいませんし、サボってもそれを咎める人もいませんから、なおさらモチベーションが維持しにくくなってしまいます。
SDGsに限らず、何事も悪魔の声には耳を貸さないという心構えが大切になるんですね。