幸福でありたければ、他者の幸福に配慮せねばならない。
by ガストン・バシュラール
あなたは誰かを幸福にすることに配慮していますか?
タイトルの言葉は、フランスの哲学者 ガストン・バシュラールの言葉です。
自分が幸福になりたいと思っているのなら、他者の幸福に配慮しなければならないと述べた深いメッセージですね。
人間は誰もが幸福を願って生きています。
不幸になることを望んでいる人は、おそらくいないでしょう。
幸福になりたいと願いながらも、自分は幸福ではない、とても不幸だと考えている人も数多くいることも事実です。
なぜ幸福を願っているのに、幸福ではないのか?
その原因の一つとして、自分が幸福になるという気持ちが強すぎて、他者への配慮が足りないからだとも言えます。
自分さえ幸福になれば良いという考えが、自分を不幸へと陥れてしまうというわけです。
例えば、自分を大きく見せようとして、他者を誹謗中傷したり、陥れようとすれば、周りの人々から信頼を失くし、毛嫌いされてしまうことでしょう。
他者に対する愛情や配慮がなければ、あなたは誰にも助けてもらえず、孤立してしまい、不幸へと導かれてしまうということです。
反対に、他者のことを思いやり、愛情や優しさにあふれる行動をとれば、あなたは周りの人々から尊敬、信頼され、大勢の人々から慕われ、あなたを大いに幸福にしてくれるはずです。
他者が幸福になることを願い、配慮できる行動をとることで、自分自身が幸福になれるというわけです。
幸福とは、人に与えることで、どんどん増えていくものです。
反対に、奪おうとすればするほど、どんどん減っていくものなのです。
私たちが生きていく上で大切なのは、他者に対する思いやりや優しさ、愛情をたくさん注いでいくことなのです。
そうすることで、社会を良くするとともに、自分自身への幸福にもつながっていくのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をするということは、他者の幸福を願うこと、つまり社会貢献をするということですが、それは同時に、自分自身を幸福にする行動でもあるのです。
社会貢献活動ができる人ということは、自然と多くの人々から尊敬、信頼されます。
尊敬、信頼されるということは、あなたは人として成長し、大きな人間、人格者として生きていくことができるため、豊かで充実した幸福な生き方ができるというわけです。
「情けは人の為ならず」ということわざがありますが、他者への愛情は必ず自分に返ってきます。
自分自身が幸福になるためにも、他者への配慮を常に持ち続ける生き方をしていきたいものですね。