スキルはもちろん大切だけど、人間性を養っていないとチーム全体として大きく発展していかない。
by 栗山英樹
あなたは、技術ばかりを磨いていませんか?
見出しの言葉は、元プロ野球選手、WBCの日本代表監督で、チームを世界一に導いた栗山英樹氏の言葉です。
団体で動く場合、個人の技術を磨くことも大切だけど、それよりも人間性を養うほうが大切だと述べた深いメッセージですね。
私たちは、何か行動をする際に、個人で動くこともあれば団体、組織で動くこともあります。
組織で動く場合、一人ひとりの能力や技術も大切ですが、それぞれの人間性を養うことのほうが大切だと、栗山英樹氏は述べています。
組織でいうところの人間性とは、みんなのために自分を犠牲にすることもあれば、自分のやるべきことを一生懸命にやること、手を抜かないことなど、いろいろあります。
個人の場合は、やるかやらないかは、全て自分の責任にかかってくるので、問題ありませんが、組織で行動する場合には、「自分ひとりくらいなら影響はない」と考えがちで、「他の人がカバーしてくれるだろう」とつい手を抜いてしまうことがあるかもしれません。
しかし、一人でもそういう考えの人がいれば、組織はまとまりませんし、組織としても良い仕事などできないのです。
つまり、一人でも手を抜こうと思う人がいれば、せっかく個人が高い技術を持っていたとしても、それを十分に発揮することができず、組織の足を引っ張り、力は減退してしまうというわけです。
個人で行動する場合はもちろんですが、組織で行動する際にも、一人ひとりの技術よりも、一人ひとりの人間性を養うことのほうが重要なのです。
そして、人間性を養うことで、技術、能力も自然と高まっていくものです。
私たちに必要なことは、技術を高めようとすることよりも、人間としてどう生きるべきかなのかを考えることなのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、個人で活動することも団体で活動することもあるわけですが、団体で行動する際に大切なのは、みんなで協力していこうとする協調性です。
「自分ひとりくらいやらなくてもいい」などと非協力的な人がいたり、不誠実、不真面目に行動する人が一人でもいれば、組織の力は薄れてしまい、目標達成に向けて努力する機運が薄れてしまいます。
せっかく社会貢献活動を始めようと組織の一員になったのですから、団結力を乱すような行為は厳に慎むべきです。
もしもモチベーションが上がらないのでしたら、不真面目、不誠実な行為をするのではなく、そっと組織から抜け出すようにしてください。
組織の力を十分に発揮するには、一人ひとりの人間力を高めることが大切になるんですね。