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自他共栄…相手に対し敬い感謝をすることで、他人と共に栄えある世の中にすること

自他共栄…相手に対し、敬い、感謝をすることで信頼し合い、助け合う心を育み、己だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようとすること
by嘉納治五郎

あなたは誰に対しても、信頼し、感謝する気持ちを持っていますか?

見出しの言葉は、柔道家の嘉納治五郎氏の名言です。
人として生きるのに必要な心構えを説いたとても深い名言ですね。

柔道家の大家として知られる嘉納治五郎氏は、とても厳格な人物として知られていますが、それは他人に対してではなく、自分に対する戒めとして常に意識していたようです。

私たちは、どのような心構えで生きていけばよいか。
嘉納氏は、自他共栄という精神が重要だと述べています。
それは、自分のことばかりではなく、常に他人に対して尊敬、信頼の気持ちを持ち、感謝することだと言います。
そうすることで、人として、自分だけではなく相手も共に成長していけるということです。

「あの人とは気が合わない」とか「あの人は嫌いだ」などと、人を毛嫌いしたり、ましてや敵対心を持つことは、お互いにとって何の得もありません。
お互いに毛嫌いするということは、物事を協力して行うことはなく、それぞれが別々の行動をとることになります。
そうではなく、お互いが助け合い、協力し合いながら行動すれば、効率よく物事が運ぶことにつながり、お互いが栄えていくことになるのです。
世の中はそうやって良くなっていくものなのです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標17には、「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標が掲げられています。
つまり、みんなで協力して共存共栄していこうという考え方です。

現代社会では、ライバル心を持つことは必要ですが、敵対心を持つことは不要とされています。
協力できるところはお互いに協力し、競争すべきところは切磋琢磨しながら努力していくという考え方が重要になります。
現在では、競合企業同士が環境分野や技術革新で、協力しながら進めていくという事例が数多く見られます。
敵対心は、お互いに損失を生み出すだけで何の得もありません。
これからの時代、パートナーシップという考え方が、ますます重要になってくるのです。

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