人生は、何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。
by 中島敦
あなたは自分の人生を賭けて、何事かをなそうとしていますか?
タイトルの言葉は、「山月記」や「光と風と夢」などの著者として知られる小説家 中島敦の言葉です。
人間は、何事かをなそうとすると、その時間はあまりにも短いと述べた深いメッセージですね。
私たちは、自分の人生を精一杯生きているわけですが、夢や目標を持って、それに向かって努力している人もたくさんいますよね。
日々、一生懸命に生きている人にとって、時間はとても貴重なもので、あっという間に時間が経ってしまい、常に「時間が足りない」とか「もっと時間がほしい」と思いながら、日々を過ごしてることと思います。
いつも一生懸命に動いているので、時間を気にすることもなく、集中して行動しているので、時間が足りないと感じるのも自然なことなのかもしれません。
反対に、夢も目標もなく、毎日をぼーっと生きている人は、毎日が退屈で、時間が経つのが長く感じられるものです。
ぼーっと過ごしている人は、将来のことを真剣に考えていない人も多く、夢も希望もないので、毎日、何もすることもなく、時間が経つのが遅いと感じるのも無理はありません。
したがって、何事もなそうとしない人にとっては、人生はあまりにも長く、何事かなそうとしている人にとっては、人生はあまりにも短いのです。
時間というのは、私たちに平等に与えられているにもかかわらず、全く違うものに感じられてしまうなんて、不思議なものですね。
毎日を一生懸命に生きている人は、時計を気にすることが少なく、あっという間に時間が経ってしまうものです。
時間が経つのが早く感じるのか、遅く感じるのか、あなたの今の生き方のバロメーターとも言えますね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動においても、時間が経つのを早く感じる人と長く感じる人がいることと思います。
目標達成に向けて、一生懸命に取り組んでいる人にとって時間は早く感じるものですし、人に言われて渋々やっている人とでは、時間の感じ方がまるで異なると思います。
目標年である2030年までは残り7年を切りましたが、目標達成を果たすにはあまりにも短い期間だと言わざるを得ません。
2030年なんて、あっという間に来てしまいます。
しかし、それでも私たちは、未来の地球と人類のために、行動を続けていくしかないのです。