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人には必ず好き嫌いがあり、こればかりは修養したからといって克服できない。

人には必ず好き嫌いがあり、こればかりは修養したからといって克服できるものではない。
by 渡辺和子

あなたには、好き嫌いがありますか?

タイトルの言葉は、ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏の名言です。
人にはそれぞれ好き嫌いがあるものですが、それはどんなに修養しても克服できないと述べた深い名言ですね。

私たち人はそれぞれ、好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことってありますよね。
好き嫌いといえば、例えば食べ物の好き嫌い、人間性の好き嫌いが真っ先に思い浮かびます。
だれしも、どうしても食べられない苦手な食べ物が一つや二つあるものですし、人間性に関しては、「あの人は苦手な人だ」とか「あの人だけは嫌いだ」という人が一人や二人いるものです。

また、趣味嗜好に関しても好き嫌いがあります。
スポーツが苦手な人もいれば、音楽が苦手な人もいます。絵を書くのが下手で苦手だという人もいるでしょう。
人それぞれ、好きなこと、嫌いなことというのはみんな違っていますよね。

そして、時に人は、嫌いなことや苦手なことがあるのはダメなことであると思い込み、それを克服しようと努力することがあります。
嫌いな食べ物があるのはダメだから、無理してでも食べなければならないとか、人を嫌うのはダメなことだから、無理してでも付き合おうなどと考えて、嫌いなことを克服しようと努力するのです。

しかし、人の好き嫌いなんてものは、努力して克服できるものではありません。
嫌いな食べ物を好きになることはできませんし、嫌いな人を好きになることなんてできるはずがありません。
嫌いなもの、苦手なものというのは、自分の身体、精神が拒否反応を起こしている証であり、防衛本能とも言える反応です。
無理してそれを好きになろうとすれば、あなたの身体、精神に支障を来す危険性すらあるのです。
つまり、嫌いなことを無理に克服する努力なんてする必要はないのです。

人生には限りがあり、短いのです。
好きなことを思う存分楽しみ、嫌いなことをできるだけ排するようにして、生きていきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動においても、自分の嫌いなこと、苦手なことをする必要はまったくありません。
できれば、自分の得意分野、好きなこと、興味があることに注力して、活動することとをお勧めします。
そうすれば、自分自身も楽しみながら、活動をすることもできますし、モチベーションも、グンと上がるはずです。
そして、SDGsの活動も効率よく、円滑に進んでいけるはずです。
苦手なことを克服しようとする時間は、つらく苦しいもったいない時間です。
好きなことに時間を使って、有意義に活動を継続していきましょう。

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