偉人、著名人

自然は決してわれわれを欺かない。われわれ自身を欺くのは、常にわれわれである。

自然は決してわれわれを欺かない。われわれ自身を欺くのは、常にわれわれである。
byジャン=ジャック・ルソー

あなたは、自分自身に嘘をついていませんか?

タイトルの言葉は、フランスの哲学者 ジャン=ジャック・ルソーの名言です。
人間を欺いているのは人間自身だと述べた深い名言ですね。

人間社会においては、正直に生きることもあれば、人を欺いて生きていくこともあります。
自分自身の身を守るために、もしくは自分自身を大きく見せるために、私たちは人を欺くことがあるものです。
欺いたり、欺かれたりするのは、人間同士の関係で起こることであり、自然現象で起こることはありません。
自然は嘘をつかないのです。

雨が降ったり風が吹いたりするのは、自然現象であることは言うまでもありませんが、例えば、環境破壊や地球温暖化についてはどうでしょうか?
我々人間は、環境に悪いことと知りながら、「自分一人くらいなら大丈夫」と安易に考え、環境破壊を繰り返し、温暖化対策を怠ってきたのです。
つまり、自然に対する欺瞞行為です。

今の地球温暖化や環境問題が引き起こされたのは、自然に対する人間の傲慢な行動、欺瞞が要因と言えるわけです。
地球や自然は、正直であり、嘘をつきません。
人間の行為が、そのまま今の地球、自然をつくっているのです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の国際目標です。
SDGsの17の目標は、人間同士が欺いたり、欺かれたりして引き起こされた課題と言ってもいいかもしれません。
前述した地球温暖化や環境破壊はもとより、貧困や飢餓、人権侵害などの課題も、人間の傲慢な考えや欺瞞が起因しているとも言えるのです。
人々が、相手の立場を慮り、全ての人に差別なく、愛情を持って接することができれば、ほとんどの課題はすぐにでも解決できるのかもしれません。

人間としてどう生きるべきかと、SDGsの目標達成を果たすこととは、ほぼ同義だと言っても過言ではないのです。
SDGsの目標達成を果たすためにも、自分自身がどう生きるべきかを真剣に考えてみることが大切なのです。心得ておきましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で