ことわざ

人間万事塞翁が馬。(にんげんばんじさいおうがうま)by中国の故事成語

人間万事塞翁が馬。
(にんげんばんじさいおうがうま)
by中国の故事成語

あなたは、運がいいとか悪いとか言っていませんか?

タイトルの言葉は、日本人なら誰もが知っている中国の故事成語です。
人生の幸福や不幸、幸運や不運などは誰も予測できず、一喜一憂してはいけないという教訓です。

昔、中国北部に住んでいた塞翁(老人)の飼っていた馬が逃げてしまい、不幸だと嘆いていたら、数日後に隣国から名馬を連れて帰ってきた。
幸運だと喜んでいたら、その馬に乗っていた息子が落馬して骨折をしてしまった。
不幸だと思っていたら、まもなくして始まった戦に息子は徴兵を免れて幸運だったという話が起源となっています。

幸福だと思っていたことが不幸の始まりだったり、不運だと思っていたことが幸運の始まりという経験は誰にもあると思います。
自分の身に、どんなに良いことが起ころうとも、どんなに悪いことが起ころうとも、一喜一憂してはならないのです。
その出来事が、本当に幸運なことなのか、不運なことなのか、誰にも予測できないのです。

日本でもかつて、飛行機に乗り遅れてしまった有名芸能人が、仕方なく新幹線に乗ったところ、搭乗予定だった飛行機があの1985年に起きた日航ジャンボ機墜落事故であり、難を逃れたというのは有名な話です。

人の運命なんて、何が起きるか誰にも予測できないのです。
自分の身に起きた不運や不幸な出来事を嘆いたり、悲しむのはやめましょう。
反対に幸運な出来事も過剰に喜ぶのはやめましょう。
そんなことは誰にでも起こり得ることであり、一喜一憂することではないのです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは、目標達成を目指し、それぞれの人が行動実践をしていくわけですが、私たちの未来は、何が起きるのか誰にも予測できません。
予想外の出来事が起きることも想定できますし、不幸な出来事に見舞われるかもしれません。
世界中に猛威をふるっているコロナ禍を予測できた人は、おそらくだれもいなかったはずです。

自分たちの身に何が起きようとも一喜一憂せず、SDGsの目標達成を目指していることは忘れずに、行動を継続していきたいものです。

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