ガッツポーズしながら悲嘆できる人はいません。
by 西田一見(にしだはつみ)
あなたは、悲しいときやつらいとき、どんな姿をしていますか?
タイトルの言葉は、メンタルトレーナーで作家でもある西田一見(にしだはつみ)氏の言葉です。
同氏が述べるように、ガッツポーズしながら、悲嘆に暮れている人は確かに見たことはありませんね。人の気持ちというのは、行動一つで変われるのだという、とても深いメッセージですね。
私たちは、ときたまガッツポーズをしている人を見ることがありますよね。
もしかしたら、自分自身もガッツポーズをしたことがあるという人も多いことと思います。
人がガッツポーズをしているときって、どんなときかを思い浮かべてみてください。
スポーツ大会やコンクールで優秀な成績を収めたとき、大学に合格したときなど、嬉しい気持ちが爆発し、最大限の喜びを感じているときに、思わずガッツポーズをしてしまうわけです。
「ガッツポーズをしよう」と意識しているわけではなく、無意識のうちに嬉しすぎて、思わずガッツポーズをしてしまったという人がほとんどだと思います。
ガッツポーズをしている瞬間、悲しみに暮れている人や、つらく苦しいと感じている人は一人もいません。
なぜなら、気持ちというのは、自然と行動に現れるものだからです。
だとしたら、悲しくてつらいとき、人はどんな行動を取ればいいのか、おのずとわかるはずです。
ガッカリとうなだれて、下を向いて、眉間に皺を寄せて、悲しそうな顔をするから、なおさら悲しい気持ちになってしまうのです。
悲嘆に暮れているときにガッツポーズをしろとは言いませんが、せめて背筋を伸ばして、作り笑顔でもいいから笑顔になって、少しでも明るくプラス思考になることが大切です。
人間は、行動によって気持ちが変わるのです。
悲しいときに趣味を楽しんだり、運動したりして、気持ちが少しずつでも明るくなれた経験は誰もがあることと思います。
気持ちが沈んでいるからこそ、行動によって気持ちを変えようとすることが大切なんですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際に、悲しそうに、つらそうに行動するのはやめましょう。
できれば、楽しみながら、喜びを感じながら、明るい気持ちで行動することが理想です。
悲しそうな顔や苦しい表情で行動しても、目標を達成できるはずがありません。
無理に笑顔を作っても構いませんので、明るい顔で行動するように努めてみてください。
人は表情や行動によって、気持ちが変わってくるものです。
常に意識しながら、行動したいものですね。