許してやりなさい。所詮人間というのは、どうしても過ちを犯してしまう生き物なのだから。
by エウリピデス
あなたは過ちを犯した人間を許すことができますか?
見出しの言葉は、古代ギリシャの詩人 エウリピデスの言葉です。
人間というのは、どうしても過ちを犯してしまう生き物なのだから、許してあげなさいと述べた深いメッセージですね。
もしも誰かが罪を犯したり、大きな失敗をしてしまったとき、あなたはその人を許せるでしょうか?
そして、それが自分自身に悪影響が出たとしたらどうでしょうか?
私たちは、そんな過ちを犯してしまった人間に対し、嫌悪感を覚えてしまったり、憎しみの感情を持ってしまうこともありますよね。
「なぜこんな馬鹿なことをしたのか」などと、相手を責めたり、ひどい言葉で罵ったりすることもあるかもしれません。
しかしよく考えてみてください。
私たち人間は、所詮過ちを犯してしまう生き物なのです。
「自分はこんな過ちを犯すことはない」と絶対の自信を持っている人もいるかもしれませんが、本当にそう言い切れるでしょうか?
過ちを犯してしまうには必ず理由があるはずです。
パニックになってしまい、切羽詰まった状況に陥って、思いがけず過ちを犯してしまうこともあるはずです。
もしもあなた自身も、その人と同じ状況、立場になれば、同じ過ちを犯してしまったかもしれません。
それに、あなた自身も、これまでの人生の中で何度も過ちを犯してきたはずです。
その人と同じ過ちではないかもしれませんが、いろんな状況、立場の中で、失敗したり、人を傷つけたり、やるべきことをやらなかった、もしくはやってはいけないことをやってしまったことがあるはずです。
所詮人間は、必ず何かしらの過ちを犯してしまう生き物なのです。
だからこそ、誰かが過ちを犯したとしても、まるで鬼の首をとったかのように、その人を責めたり、中傷したりしてはいけないのです。
あなた自身も、自分が過ちを犯したときに、誰かから責められたら悲しいはずです。
相手もあなたと同じ人間なのです。
誰かの過ちを許すことのできる懐の大きい人間になってください。
その後の人間関係だけではなく、あなたの人生そのものにも大きく影響するかもしれませんよ。
