人は軽蔑されたと感じるときによく怒る。だから自信のある者はあまり怒らない。
by 三木清
あなたはすぐに腹を立てたり、怒鳴ったりしていませんか?
タイトルの言葉は、昭和初期、戦前に活躍した哲学者 三木清の言葉です。
自分に自信のある人はあまり怒らないと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、いろんな人がいて、人それぞれ顔が違うのと同じように、性格が全く異なります。
すぐ怒る人もいれば、常に穏やかに、笑顔を絶やさないで過ごしている人もいます。
怒りという感情は、自分が軽蔑されたと感じたときに、よく湧いてくるものです。
人はそれぞれ、プライドを持って生きており、自分のプライドを傷つけられたと感じるから、それを傷つけた相手に対し、怒りの感情が湧いてくるというわけです。
つまり、自分が気にしていることを、本音で核心をついて言われると、言われた方は悔しい気持ちになってしまい、怒りが湧いてくるというわけです。
ということは、自分に自信があり、堂々と生きている人は、誰かに何を言われても腹を立てることはないのです。
例えば、大人の人間が、小さな子供に、「バカ」と言われたとしても、本気で怒る人はいませんよね。
「やんちゃな子供だな」とは思っても、この子供に対して本気で怒りを感じ、その怒りの感情をぶつける大人はいないはずです。
それは、自分は大人であり、この子供よりも立場が上だと自負しているからです。
つまり、自信があるから怒らないのです。
自信がある人というのは、たとえどんな人に何を言われようとも、怒りの感情が湧くことはありません。
相手を哀れに思うことはあるかもしれませんが、憤慨したり、ましてや暴言や暴力を振るうなんてことはあり得ないわけで、常に穏やかな気持ちでいられるのです。
自分が短気で、すぐに怒ってしまう性格だと思っているのであれば、それは自分に自信がない証です。
あなたが自信を持って生きることができるようになれば、怒りの感情が湧くようなことはないはずです。
日頃も、なるべく怒りの感情を吐き出すようなことをしないように、心がけたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている際に、活動していない人たちから批判されたり、悪口を言われることがあるかもしれませんが、怒りの感情で反応することはやめましょう。
怒りを感じるとしたら、自分たちの活動や考え方に自信がないという証でもあります。
あなたが信念を持って、未来の地球と人類のために活動しているのですから、周りから何を言われようとも、自信を持って行動を続けてください。
少なくとも、SDGsの活動を全くしていない人よりも立派であり、信頼できる人であることは間違いないからです。
SDGsの活動をする際にも、自信を持って、穏やかな気持ちで続けていきたいものですね。